科目名 | ビジネス倫理 | |
担当者 | 佐々木 康浩 | |
開講期 | 2023年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 企業統治(ガバナンス)のあり方、職場での法令遵守(コンプライアンス) | |
授業の達成目標 | 本講座のテーマは、以前に許容されていた対応が、時代とともに問題視されるようになることもあり、普遍的な”正解”というものがない分野です。 これまでどのような企業不祥事の例があり、政府や企業がどのような対策をとろうとしてきたのか、整理して説明できるようになること。 職場での対応について、倫理的な側面での問題点と改善方法を検討して、自分の意見を述べることができるようになること。 |
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今年度の授業内容 | 「倫理」について、ふだんはあまり考えることがないと思われますが、自分にも関係するものとして「倫理」を考えていく手がかりとしてください。 過去から現在にいたる多種多様な企業不祥事を具体的に一つ一つ取り上げながら、何が倫理的に問題とされるようになったのか、歴史的変遷をたどります。 大学卒業後は社会人として身近になる「職場」における対応にも目を向け、職場のハラスメントやモラルについても、倫理的な側面として取り上げます。 |
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準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前にポータルに掲載するプリントを通読し、不明点をあらかじめ整理しておきましょう。 講義終了後は、講義ノートを自分なりにまとめなおして理解を深め、すみやかにリアクションペーパーを提出します。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | テレビや新聞で取り上げられる企業不祥事に関するニュースに関心を持ち、気になったことは書きとめてください。 倫理に関係ないように見えても、実は倫理の視点からも検討しなければならないことが、世の中には多いものです。 授業内で参考文献や関連資料を明示しますので、積極的に読み深めることで、ビジネス上の対応の是否を判断できるような倫理的な目を養ってください。 |
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第1回 | ガイダンス:ビジネス倫理とは | |
第2回 | 企業統治(コーポレート・ガバナンス)について | |
第3回 | 古くて新しい贈収賄事件 | |
第4回 | 投資や市場操作にかかる新しい認識 | |
第5回 | 事件・事故によって明らかになる企業の怠慢 | |
第6回 | 繰り返される企業不祥事(談合、貸し渋り、保険金不払い) | |
第7回 | 命にかかわる企業不祥事(食品関連、自動車関連) | |
第8回 | 懲りない企業の不祥事(データ偽装) | |
第9回 | 内部統制の登場(エンロン事件などの粉飾決算) | |
第10回 | ブラック企業の病理(労働問題) | |
第11回 | 法令遵守(コンプライアンス)浸透への取り組み | |
第12回 | 職場でのハラスメント | |
第13回 | 企業の社会的責任(CSR) | |
第14回 | デジタル倫理(データ・AI活用のガイドライン) | |
第15回 | 君たちはどう生きるか | |
授業の運営方法 | ・講義形式で進めます。 ・時には、配付資料について学生に意見を求めて、倫理とは何かについての知識・認識を全員で確認・共有していくこともあります。 ・なお、授業で紹介した動画資料や重要事項等に対する所見をリアクションペーパーとして収集します。 ・遠隔授業の実施に関しては、Zoom等によるリアルタイム授業を基本とします。 具体的内容は、「その他、履修生への注意事項」を参照してください。 |
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課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | リアクションペーパーへの記載状況については、次回の講義にて解説や講評を行います。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 50% | 関連用語の知識取得を確認するテスト |
小論文・レポート | 0% | - |
授業参加 | 50% | 毎回授業終了時に提出するリアクション・ペーパー |
テキスト | 毎回の授業前に、ポータルでプリントを提示します。 |
参考文献 | 高 巖「日経文庫 コンプライアンスの知識<第3版>」日本経済新聞出版社, 2017年。 その他、適時に授業内で示します。 |
その他、履修生への注意事項 | 遠隔授業の場合の参加方法は以下のとおりです。 【テキスト】 ポータルの「授業資料」で、プリントを授業日に公開します。授業時間に閲覧しながら学習を進めてください。 授業中に閲覧してもらいたい動画資料等も、プリント内等でリンク先をお知らせします。 【授業参加】 スマホによる登録が授業参加の第一歩となります。 毎回、課題を出しますので、ポータルの「課題」でリアクション・ペーパーとして回答を提出してください。 授業日の当日中に提出してください。(多少の猶予は認めます) ポータルの「Q&A」で、質問を受け付けます。 【成績評価】 定期試験の開催方法は、期日が近くなりましたら、お知らせします。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【マネジメント学部 マネジメント学科】 |
実務経験の概要 | 【民間シンクタンク】【コンサルタント】 政府・自治体での政策立案にかかる調査研究、民間企業に対するコンサルティングを担当しました。 特に、事業戦略の立案、業務や人材の見える化、業務プロセス改革、人材育成戦略の構築などの経験が豊富です。 |
実務経験と授業科目との関連性 | ビジネス倫理に関わる多様なプロジェクトを経験しています。 ・民間企業における行動規範の作成・定着支援 ・従業員満足度調査の設計・実施 ・コンプライアンス意識醸成プログラム策定 など |