科目名 | 証券論 | |
担当者 | 松澤 孝紀 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 金融資産の一形態である「有価証券とその市場(取引・機能)の特性」について理解する。 | |
授業の達成目標 | 「貯蓄から投資へ」という現在の状況に合わせて、資金の流れが「銀行」経由から「市場」経由へと移行しつつある。この資金の流れの変化は、資金の調達者(主に企業や政府)や資金の提供者(主に個人)にとっても重要であり、その手段である「有価証券」への理解が不可欠となっている。「有価証券とその市場(取引・機能)の特性」について説明できるようになることを目的としている。 | |
今年度の授業内容 | 現在の企業は、ほとんどが「株式会社」という形態を取っており、「株式会社の資金調達手段」として銀行からの借入れ以外に株式あるいは債券(借用証)という「有価証券」が用いられている。日本の金融市場の現状を確認し、有価証券の特徴と、有価証券を取引している市場の機能や制度、参加者についてその背景や現状を学ぶ。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | シラバスに従い、各回に記載されている予習部分に目を通し、確認(まとめ、質問点・疑問点の抽出)しておくこと。 また、毎回課題が課されるので(復習)、期限内に提出すること。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 経済・社会情勢は日々刻々と変化しているため、新聞、雑誌、webなどで常に新しい情報を入手するという姿勢を身に着ける。 現在の情報化社会において、情報弱者ー情報を取得できない者、理解できない者、触れることをしない者ーは圧倒的に不利な立場に立つことになる。 皆さんが目にしている情報は、様々な物事の「表面化した一部分」でしかないので、その後ろに何があるのか、どのような物事とつながっているのかを考える力ー社会人としての基礎能力ーを養う必要がある。 |
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第1回 | ガイダンス 日本の金融資産の現状 予習:これまで受講した金融に関連する講義を復習する 復習:課題を確認し、取り組む |
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第2回 | 金融市場、金融機関、金融商品 予習:これまで受講した金融に関連する講義を復習する 復習:課題を確認し、取り組む |
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第3回 | 有価証券の特徴 予習:テキスト第2章 復習:課題を確認し、取り組む |
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第4回 | 株式会社 予習:テキスト第1章 復習:課題を確認し、取り組む |
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第5回 | 証券流通市場 予習:テキスト第5章 復習:課題を確認し、取り組む |
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第6回 | 証券価格の形成 予習:テキスト第3章 復習:課題を確認し、取り組む |
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第7回 | 証券発行市場 予習:テキスト第4章 復習:課題を確認し、取り組む |
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第8回 | 証券業と証券会社 予習:テキスト第6章 復習:課題を確認し、取り組む |
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第9回 | 金融資産の累積と投資家 予習:テキスト第7章 復習:課題を確認し、取り組む |
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第10回 | 証券行政と証券政策 予習:テキスト第10章 復習:課題を確認し、取り組む |
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第11回 | 金融自由化と投資家の保護 予習:これまで受講した金融に関連する講義を復習する 復習:課題を確認し、取り組む |
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第12回 | 時事問題1 予習:新聞などのメディアから金融に関する出来事を確認する 復習:課題を確認し、取り組む |
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第13回 | 時事問題2 予習:新聞などのメディアから金融に関する出来事を確認する 復習:課題を確認し、取り組む |
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第14回 | まとめ 予習:今まで範囲を復習する 復習:課題を確認し、取り組む |
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授業の運営方法 | 講義形式で行う。 理解度把握のため適宜小テストやレポート、課題を課す。 また、受講が「受け身のみ」では身につかないため、テーマによってはディスカッションや各自の意見・考えを表明してもらう。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 基本的に次の講義資料において解説・解答を記載する(履修確定前の講義は、履修確定後に該当部分の解説等と行う)。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 60% | 素点による絶対評価 |
小論文・レポート | 25% | レポートは1〜2回 |
授業参加 | 15% | 講義ごとの練習問題の提出 |
その他 | 0% |
テキスト | 証券市場論 二上季代司・代田純 有斐閣 2011年4月 ¥2400+税 ISBN:978-4641183933 |
参考文献 | 金融の基本 安達智彦+武蔵大学金融学科 日本実業出版社 2009年2月 ¥1500+税 ISBN:987-4-534-04498-3 |
関連ページ | 日本証券業協会 https://www.jsda.or.jp/manabu/index.html/ 日本証券取引所 https://www.jpx.co.jp/ 金融庁 https://www.fsa.go.jp/ 総務省統計局 https://www.stat.go.jp/ 政府統計の総合窓口 https://www.e-stat.go.jp/ |
その他、履修生への注意事項 | 講義受講時の注意点 講義中の私語は慎んでください。 計算問題を解くことがあるため、√(平方根)付きの電卓をご用意ください。 提出物の注意点 提出物の回収は跡見ポータルを利用します(場合によって講義内提出もあるが、その場合事前に通知する)。 提出には期限を設けます。 提出物には1行目に必ず学籍番号と氏名、講義日(講義回数)を明記してください。 数式などがある回答は、ワードの「数式エディタ」機能を利用したり、メモ用紙にボールペンなどで明瞭に記載し、写真:スクリーン・ショットあるいはプリンタのスキャン機能を利用しスキャンの後、ワード等に張り付けてください(写真は内容がきちんと確認できる水準で願います)。 提出期限を過ぎた提出物は、跡見ポータル各講義のQ&Aに添付して提出することを認めます。その場合は「何回目の提出物」なのかをきちんと明記してください(ただし成績評価の公平性を維持するため、減点にて評価します。また解説済みのものは評価対象外となります)。 教員への連絡など 受講生が多いため(4大学で講義を担当しております)、メールを用いた質問には以下のルールを設けます。 跡見学園女子大学所定のメールアカウントをご利用ください。 メールの件名には「各科目の名称と学籍番号氏名」を記入してください。 メールにはすぐに返信があるとは限らないことをご考慮ください。 メール内容は簡潔に願います(内容が記載されていないメールは無条件で破棄しますー添付ファイル等の確認も致しません)。 メールアドレスは以下のものとなります。 matsuzawa.takatoshi@kaishi-pu.ac.jp ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 最大限に注意していただくことは、「提出するという行為を評価」するわけではありません。「提出物の内容を評価」いたします。この方針につきましては「変更の余地」はありません。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【マネジメント学部 マネジメント学科】 |