科目名 | 社会科学と最適化 | |
担当者 | 山澤 成康、星野 卓也 | |
開講期 | 2023年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 最適化・意思決定理論 |
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授業の達成目標 | ◇「最適化」とはどんな考え方なのかを理解する。最適化問題の様々な「型」を知る。微分を用いた最適化問題を、自分の手で解けるようになる。ゲーム理論(複数の主体が最適化を行うと何が起こるのか?)におけるゲームの型を学び、世の中の様々なビジネスの仕組みや考え方を理解する。 |
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今年度の授業内容 | ◇授業前半では、微分を用いた最適化問題の解き方を学ぶ。最終的に制約条件のもとでの最適化問題の解法であるラグランジュ乗数法を学ぶ。数学から離れていた学生向けに、基礎的事項から取り組む。また、それらを用いてミクロ経済学などの問題に取り組み、社会科学における活用のされ方を学ぶ。 |
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準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | ◇毎回、授業内容に準じた課題を提示するので、復習にも役立ててほしい。 ◇期末課題は授業全体の内容に準じたものとする。 合計60時間程度 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | ◇授業は数学の基礎的事項から理解を重視してじっくり取り組む。復習をして考え方や計算の流れを身に着けてほしい。 |
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第1回 | オリエンテーション・授業全体の概観 |
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第2回 | 微分の基礎(xy平面や基本的な1変数関数) |
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第3回 | 微分の基礎(導関数の計算) |
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第4回 | 微分の基礎(導関数の計算) |
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第5回 | 微分を用いた最適化問題の解法(ラグランジュ乗数法) |
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第6回 | ミクロ経済学における最適化問題(効用の最大化) | |
第7回 | ファイナンスやデータ分析における最適化手法(ポートフォリオ最適化、最小二乗法) |
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第8回 | エクセルソルバーを用いた最適化の実践 |
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第9回 | 授業前半の復習・発展問題 |
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第10回 | ゲーム理論の基礎(支配戦略・ナッシュ均衡・囚人のジレンマ) | |
第11回 | ゲーム理論の基礎(部分ゲーム完全均衡・バックワードインダクション) |
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第12回 | 情報の経済学(情報の非対称性とは何か) |
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第13回 | 情報の経済学(モラルハザード・エージェンシー理論) |
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第14回 | ファイナンスにおけるゲーム理論・情報の経済学の活用 | |
第15回 | 授業内容の復習 |
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授業の運営方法 | 毎回、授業時間(70分程度予定)、実習時間(20分程度予定)とし、実習時間に授業内課題に取り組んでもらう。授業内課題の締め切りは1週間後の授業の前日までする予定。 |
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課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 授業内で課題の解説を行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
その他 | 50% | 毎回の授業内課題 |
その他 | 50% | 期末課題 |
テキスト | 特に指定しない。授業は講師作成資料を用いて行う。 |
参考文献 | 『ミクロ経済学の力』神取道宏 日本評論社 |
その他、履修生への注意事項 | 授業前半は数学中心となる。数学に触れてこなかった学生向けに、授業はXY座標や1次関数など基本からはじめ、じっくりと微分の考え方に授業を展開していく。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【マネジメント学部 マネジメント学科】 |
実務経験の概要 | 金融系シンクタンクにおける経済リサーチ業務。経済分析、予測、政策提言。 |
実務経験と授業科目との関連性 | リサーチ業務における事例に触れながら、最適化理論や意思決定理論が実務に活用されていることを学ぶ。 |