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科目名国際会計論
担当者山下 奨
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目国際会計論
授業の達成目標本講義では、組織・事業運営の基幹分野で意思決定できる人材して必要な知識・技能の1つである国際会計の基礎的な知識や考え方を身に付けることを目的とする。国際会計基準で作成された財務諸表をよりよく読むために、財務分析の基本的な知識や応用の仕方についても学ぶ。具体的には、国際会計に関する重要なキーワードを適切に用いたり説明したりすることができるようになること、国際会計に関する基本的な計算問題を解くことができるようになることを目的とする。
今年度の授業内容本講義では、世界諸地域の会計制度、国際的な会計基準、国際的に事業を行っている企業(多国籍企業)等の財務分析等を学ぶ。日本企業でも、海外で事業を展開している会社を中心に、日本基準の他、米国基準、国際財務報告基準(IFRS)といった国際的な会計基準を適用する会社が徐々に増えている。これからの組織・事業運営の基幹分野で意思決定できる人材にとっては不可欠な、国際会計に関する基本的な知識や考え方を修得する。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前に参考文献の関連箇所やポータルに掲出する各回の講義資料を読み、疑問に思うことを予め整理しておくこと。講義終了後は、資料や講義メモを見直して自分なりにまとめ直し理解を深めておくこと。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項ニュース等で関連する記事を切り抜く等、情報収集すること。
第1回ガイダンス
第2回財務諸表(1)損益計算書
第3回財務諸表(2)貸借対照表
第4回財務分析(1)収益性分析
第5回財務分析(2)効率性分析
第6回財務分析(3)安全性分析
第7回財務分析(4)生産性分析等
第8回財務分析(5)キャッシュ・フロー計算書の分析
第9回世界諸地域の会計制度
第10回国際的な会計基準
第11回会計基準のコンバージェンス
第12回日本の会計基準とIFRSの差異(1)のれんの会計処理
第13回日本の会計基準とIFRSの差異(2)その他の包括利益
第14回まとめ
授業の運営方法主にパワーポイントの教材で講義を行う。国際会計を理解するために重要な専門用語や考え方になじんでもらうために、毎回、演習問題および質問の時間を設ける。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法原則として次回の授業において演習問題の講評を行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
授業参加 100% 演習問題の回答内容
参考文献 秋葉賢一(2023)『エッセンシャルIFRS(第7版)』中央経済社
乙政正太(2019)『財務諸表分析(第3版)』同文館出版
川本淳・野口晃良・勝尾裕子・山田純平・荒田映子(2022)『はじめて出会う会計学 第3版』有斐閣
桜井久勝(2024)『財務諸表分析 第9版』中央経済社
平松一夫・辻山栄子責任編集(2014)『体系 現代会計学[第4巻] 会計基準のコンバージェンス』中央経済社
辻山栄子編著(2015)『IFRSの会計思考—過去・現在そして未来への展望』中央経済社
橋本尚・山田善隆(2022)『IFRS会計学基本テキスト(第7版)』中央経済社
平松一夫(2020)『IFRS国際会計基準の基礎(第6版)』中央経済社
その他適宜指示する。
その他、履修生への注意事項 上記の授業スケジュールは、受講者のニーズ等により変更することがある。
日商簿記検定3級、2級、1級の合格を目指す人は、並行して簿記会計演習I/簿記会計演習II/簿記特別演習を履修したり、独学で勉強したりすることをおすすめする。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【マネジメント学部 マネジメント学科】