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科目名国際会計論
担当者中村 亮介
開講期2023年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目国際財務報告基準もしくは日本基準による財務諸表分析
授業の達成目標企業会計では,主に損益計算書・貸借対照表・キャッシュ・フロー計算書で企業活動を報告する。本講義では,これらの財務表を用いて企業の良し悪しを評価する「財務諸表分析」の方法を勉強する。これによって,財務諸表がどのような事象を表示しているのかを説明することができ,さらに財務諸表から企業の状態および成績を読み解くことができる。
今年度の授業内容財務諸表分析の概要を理解してもらうため,テキストをもとに講義を行う。そして,実際に損益計算書、貸借対照表およびキャッシュ・フロー計算書の作成,分析の練習を行う。したがって,計算機(電卓)を必ず持参すること。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前にテキストの関連個所を読み,内容を理解しておく。授業後は内容を振り返り,復習ノートにまとめ,理解を深めること。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項予習では,テキストの該当箇所を読んでおくとよい。復習では,さらに理解を深めるため,各種演習問題を欠かさず解く(解き直す)こと。
 第1回講義の目的と到達目標について説明する。
 第2回連結財務諸表の入手方法について説明する。
 第3回連結貸借対照表の構成について説明する。
 第4回連結損益計算書の構成について説明する。
 第5回連結キャッシュ・フロー計算書の構成について説明する。
 第6回収益性の分析(ROA・ROE)について説明する。
 第7回収益性の分析(営業資産営業利益率・総資産回転率など)について説明する。
 第8回収益性の分析(売上高利益率)について説明する。
 第9回短期の安全性の分析について説明する。
 第10回長期の安全性の分析について説明する。
 第11回キャッシュ・フロー計算書を用いた安全性の分析について説明する。
 第12回企業価値の分析について説明する。
 第13回ケース・スタディ①を行う。
 第14回ケース・スタディ②を行う。
 第15回本講義のまとめを行う。
授業の運営方法主にテキストに沿って板書で講義を行う。また,理解度を把握するため,演習問題を配布する。
遠隔授業の実施に関しては、WORDおよびPower Point資料による講義となり,動画の配信等は行わない。具体的内容は、「その他、履修生への注意事項」を参照のこと。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法毎回,小テストの後に解答を配布し,自己採点をしてもらった後に小テストを提出してもらう。その様子を教員が確認することにより,次回によく間違えていた箇所について講義内でフィードバックを行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 80% 期末試験
授業参加 20% 平常点(各種の演習問題等)
テキスト 新田忠誓他(2020)『実践財務諸表分析 (第3版)』中央経済社。 2,750円 978-4502361715
参考文献 必要に応じて,授業内で提示する。
その他、履修生への注意事項 授業参加度合いは,全講義のうち10回程度,講義時間内に小テストの実施を通じて確認する予定である。遠隔授業の場合は,ポータル機能を利用し,WORD・Power Pointのファイルを介した授業とする。遠隔授業時においては,小テストをポータルサイトに投稿してもらうことで出席とみなす。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【マネジメント学部 マネジメント学科】