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科目名経営分析論
担当者村上 理
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目経営分析論/事業戦略概論
授業の達成目標外部環境や内部資源等を考慮しながら企業の長期的な目標を達成するための作戦が、事業戦略を含む経営戦略である。この経営戦略の良否を数字で裏付けるのが経営分析(財務諸表分析)である。これらの経営戦略や財務諸表分析の知識・技能は、組織・事業運営の基幹分野で意思決定できる人材にとっては不可欠と言っても過言ではない。本講義では、経営戦略や財務諸表分析について、重要なキーワードを適切に用いたり、重要な考え方を説明したり、関連する指標等を計算したり分析したりできることを目的とする。
今年度の授業内容本講義では、組織・事業運営の基幹分野で意思決定できる人材にとって不可欠な知識・技能である、経営戦略と財務諸表分析を総合的に学ぶ。経営戦略とは、外部環境や内部資源等を考慮しながら企業の長期的な目標を達成するための作戦である。財務諸表分析は、利害関係者(経営者、投資家等)が企業の現状や問題を把握するために公表数字を分析等することである。これらは、密接につながっており、具体的な事例を用いて組み合わせることで、より深く企業を分析することができる。なお、理解の定着を図るために原則として毎回問題を解く。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について予習として、前回および今回のテキスト該当部分を読んでくることが求められる。また、復習として問題を解いてくることが求められる。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項講義に関連する知識を、経済ニュース等を参照しながら自主的に収集することが推奨される。
第1回経営分析とは何か
第2回貸借対照表の検討(1)資産
第3回貸借対照表の検討(2)負債・純資産
第4回損益計算書の検討
第5回キャッシュフロー計算書の検討
第6回定量情報と定性情報
第7回財務諸表の分析の基礎
第8回収益性の分析
第9回安全性の分析
第10回効率性の分析
第11回生産性分析・市場価値分析
第12回企業集団の会計とその分析
第13回統計資料の活用
第14回事例の検討
授業の運営方法テキスト、問題集をもとに講義を行う。履修する場合は2冊とも購入しておくこと。
教員はパワーポイントを用いて説明を行う。必要に応じてプリントを配布する。受講生は、ノートを取ること。
計算をすることが多いため、受講生は電卓を持参すること。
毎回の小課題は、出席を前提として点数化している。こまめに提出すること。
出席は教室で確認する。やむを得ず遅刻・早退をしなければならない場合には、事前に教員に申し出ること。申し出が無い場合は欠席とみなす。遅刻・早退は30分を限度として欠席0.5回分とみなす。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法課題の提出の次の講義にて教員が解説を加える。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 60% 計算問題および記述問題
小論文・レポート 0% 実施しない
授業参加 40% 毎回の課題など
その他 0% 実施しない
テキスト 大阪商工会議所編『ビジネス会計検定試験公式テキスト3級』(第5版)中央経済社。978-4502454219 。
大阪商工会議所編『ビジネス会計検定試験公式過去問題集3級』(第5版)中央経済社。978-4502399312

※ ただし、授業開始までに第6版が刊行され、旧版が入手困難となった場合、最新版を用いる可能性がある。
参考文献 青木茂男編著『要説経営分析六訂版』978-4839421946
政岡光宏編著『初めて学ぶ財務諸表分析三訂版』同文舘出版。978-4-495-19073-9
その他、履修生への注意事項 私語等の講義の妨げとなる行為は許されない。問題となる行為をした学生には厳重注意とし、それでも改めない学生は退室させる。その他、受講ルールの詳細は講義の初回に周知する。
講義中に問題を解くことが多いため、問題集を持参しない履修生は、授業参加しているとは言えない。うっかり忘れてしまった者は、授業開始前に教員に相談すること。
本講義は、簿記会計関連の科目となる。例年、経営学関連の科目と勘違いして履修登録する学生がいるので、注意すること。
本講義は、簿記会計領域の上位科目となる。履修者の中には、他の会計科目や秘書検定科目などですでに簿記会計の学習経験がある者もいる。学習経験のない者でも履修可能ではあるが、慣れない専門用語が出てくることがあるので留意すること。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【マネジメント学部 マネジメント学科】