科目名 | 経営戦略論 | |
担当者 | 中西 哲 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 経営戦略を巡る6つの問い | |
授業の達成目標 | 履修者が経営戦略論の重要理論について理解することで就職活動の企業選択や社会に出てから自社や取引先企業を分析するためのフレームワークを得ることを本講義の目標とする。 |
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今年度の授業内容 | 1960年代以降に大きな発展を見た経営戦略論を大きく6つの論点に分けて講義する。 ①どこで戦うべきか?:ポジショニング理論 ②良質な資源とは何か?:RBV理論 ③いかに変革するのか?:ダイナミック・ケイパビリティ ④いかに新たな価値を生み出すのか?:イノベーション理論 ⑤いかにロイヤル顧客を創るのか?:ブランディング理論 ⑥いかに選択し、いかに協働するのか?:PPMとアライアンス(戦略的提携とM&A) |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | テキストを事前に読んでから授業に臨むこと。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 自分が就職する会社・就職を希望する会社に対して、あるいは、身近な出来事に対して学習した理論を当てはめて考察すること。 | |
第1回 | 【イントロダクション】運営方針、成績評価方法等の説明のほか、講義全体のスコープについて示す 【経営戦略論の起源と生成】「戦略」の起源、「経営学」の生成過程と「経営戦略」の誕生までを概観する |
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第2回 | 【ポジショニング理論1】SCPパラダイム、5Forecesモデル、戦略グループ等を中心に論じる | |
第3回 | 【ポジショニング理論2】3つの基本戦略、ビジネス・ライフサイクルと戦略の関係などについて論じる | |
第4回 | 【RBV理論1】ポジショニング理論の限界とRBVの登場、バリューチェーン分析について論じる | |
第5回 | 【RBV理論2】VRIOフレームワークについて論じる | |
第6回 | 【ダイナミック・ケイパビリティ1】ダイナミック・ケイパビリティの基本について論じる | |
第7回 | 【ダイナミック・ケイパビリティ2】共特化の経済、学習する組織について論じる | |
第8回 | 【イノベーション理論1】イノベーション の起源、イノベーション のジレンマについて論じる | |
第9回 | 【イノベーション理論2】イノベーター理論、キャズム理論について論じる | |
第10回 | 【ブランディング理論1】ブランド・エクイティ、ブランド・ストレッチについて論じる | |
第11回 | 【ブランディング理論1】ラグジュアリー戦略、逆張りのマーケティング戦略について論じる | |
第12回 | 【PPPMとアライアンス1】PPM理論と新規事業開発について論じる | |
第13回 | 【PPMとアライアンス2】戦略的提携とM&A、情報の非対称性、シナジーについて論じる | |
第14回 | 【総括講義と最終講義内試験】継続的学習へのアドバイスと講義内試験を実施する | |
授業の運営方法 | 対面授業を行う。 講義形式で実施し課題発表やグループワークは行わない。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | リアぺの内容等を適宜全体に共有する。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しません。 |
小論文・レポート | 0% | 実施しません。 |
授業参加 | 50% | リアクションペーパー |
その他 | 50% | 講義内試験(テキスト持込可) |
テキスト | 中西哲(2023)『経営戦略の教科書〜企業経営を巡る6つの問い〜』NextPublishing Authors Press |
参考文献 | アルフレッド.D.チャンドラー『組織は戦略に従う』ダイヤモンド社 W・チャン・キム&レネ・モボルニュ『ブルーオーシャン戦略ー競争のない世界を創造するー』ハーバードビジネスレビュープレス エベレッド.M.ロジャース『イノベーションの普及』翔泳社 イゴール.アンゾフ『アンゾフ戦略経営論』中央経済社 クレイトン・クリステンセン『イノベーションのジレンマ』ハーバードビジネススクールプレス ジェフリー・ムーア『キャズム: ハイテクをブレイクさせる超マーケティング理論』翔泳社デイビット.A.アーカー『ブランドエクイティ戦略〜競争優位をつくりだす名前、シンボル、スローガン〜』ダイヤモンド社 デイビット.J.ティース『ダイナミック・ケイパビリティ戦略—イノベーションを創発し成長を加速させる力—』ダイヤモンド社 ジェイ.B.バーニー『企業戦略論(上)(中)(下)』ダイヤモンド社 J.N.カプフェレ、V.バスティアン『ラグジュアリー戦略』東洋経済新報社 ヘンリー.ミンツバーグ他『戦略サファリ—戦略マネジメント・コンプリート・ガイドブック—』東洋経済新報社 ピーター.M.センゲ『学習する組織』英知出版 マイケル.E.ポーター『競争の戦略』ダイヤモンド社ヨーゼフ・A・シュンペーター『経済発展の理論 : 企業者利潤・資本・信用・利子および景気の回転に関する一研究 (上)(下)』岩波文庫 |
その他、履修生への注意事項 | 就活については授業前日までのポータルQA(エビデンス添付)での申告により出席状況に配慮する。 ただし、リアぺ提出ができないため平常点が加算されず成績には影響する点に留意すること。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【マネジメント学部 マネジメント学科】 |
実務経験の概要 | メガバンク銀行員、起業・企業経営経験者 |
実務経験と授業科目との関連性 | 現実の企業行動を適宜紹介し、理論の理解をサポートするとともに考察のヒントを提供する。 |