科目名 | 文化とまちづくり入門 | |
担当者 | 禿 あや美 | |
開講期 | 2023年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 文化を生かした地域活性化 | |
授業の達成目標 | 文化の持つ力をいかし、地域を元気にするために活動している事例を知り、日本の地域社会の現状と課題を理解できること、そしてそれらの問題を解決するために文化のもっている力をいかに活用できるかの両面を理解することを目標とする。 | |
今年度の授業内容 | 「まちづくり」が全国の至る所で行われています。なぜでしょうか?それは少子高齢化や産業の空洞化(製造業等が日本ではなく外国へ移転してしまうこと)などにより、地域社会に活気がないところが増え、それが常態化したからです。まちに元気がないと子どもが安心して生活できません。犯罪も起きやすくなるでしょう。なにより地震のような災害の時にうまく対処することができません。まちを元気にすることは、老若男女関係なくすべての人々にとって、暮らしやすさを向上させる必須のものです。では町を元気にするにはどうすれば良いのでしょうか。いま、注目されるのは、文化の持つ力を生かしたまちづくりです。この講義では、アート、スポーツ、町並みづくり、ビジネス作り、ゆるキャラなどの文化の持つ力をいかして地域を元気にしている事例を取り上げ、日本のいまを理解し、将来を展望していきたいと思います。 | |
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 授業中に紹介する文献や記事を読んで、復習すること。またそれが次の授業の予習にもつながることを理解すること。それらを読むことは知識の習得のみではなく、最終的には自分なりの考察や見解を形作るために読むものだと心得ること。文献等を読むには1回あたり30分もかからない分量となります。また、毎回の授業では視野を広げるための簡単な質問を2つほどします。それに対する回答を集約して、その次の週の授業で全員に公開します。他の学生がどのような意見を寄せたのかを読むことで、自分の視野がひろがり、授業の理解も深まります。そのファイルの一部は授業中でも紹介しますが、各自復習として、毎回ちゃんと読むようにしてください。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 毎回、パワーポイントをPDFにした資料を、ポータルとTEAMSで配布する。その他、必要な補足資料も配布するので、それを見ながら、参考文献や参考資料を見ながら復習に活用すること。毎回の授業で30分程度はいろんな情報を追加で読んだり理解したりする必要があります | |
第1回 | イントロダクション | |
第2回 | 日本のまちに起こっている課題はなにか? | |
第3回 | ソーシャルキャピタルと市民組織、ビジネス① | |
第4回 | ソーシャルキャピタルと市民組織、ビジネス② | |
第5回 | コンテンツ産業とまちづくり① コンテンツ産業の特徴 | |
第6回 | コンテンツ産業とまちづくり② キャラクターを用いた地域活性化 | |
第7回 | コンテンツ産業とまちづくり③ 聖地巡礼 | |
第8回 | スポーツ産業とまちづくり ①プロスポーツと地域活性化 | |
第9回 | スポーツ産業とまちづくり② スポーツ人材の育成環境の整備 | |
第10回 | スポーツ産業とまちづくり③ 国際スポーツイベントと地域活性化 | |
第11回 | アートとまちづくり① アートと子ども | |
第12回 | アートとまちづくり② 公共部門とアート | |
第13回 | アートとまちづくり③ アーツマネジメント人材 | |
第14回 | アートとまちづくり④ 社会問題とアート | |
第15回 | まとめ 文化をいかしたまちづくり | |
授業の運営方法 | 授業は対面で行います。授業にはリアルタイムでの受講が求められます。録画は一応とりますが、補助的なものと位置付けてください。 毎回MicrosoftTEAMSで小テストをします。授業中に課題の設定と回答を行います。 対面授業の際は、授業の最後の時間に、小テストへの回答と記入時間を設けますので、その時に必ず回答するようにしてください。なお回答期限はその当日中になる予定です。 またパソコンやスマートフォンなどを持参しないと回答できないので注意するようにしてください。 出欠確認登録は授業中にポータルで行います。 |
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課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 課題はすべてMicrosoftTEAMS上で提出し、小テストは返却します。それとは別に、次回の授業で小テストの回答や学生からのコメントを取り上げ、授業と関わらせながら補足説明を加えます。また授業での学生のコメントはファイルにまとめ、TEAMS上にアップロードします。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 40% | 学期末にレポートの提出を求める。40点満点で採点する。 |
授業参加 | 0% | 特になし |
その他 | 60% | 毎回ポータルおいて小テストを行う。1回あたり4点満点で、15回の授業で合計60点。 |
テキスト | 特になし |
参考文献 | 岡本健『n次創作観光』NPO法人北海道冒険芸術出版、2013等。毎回の授業スライドのなかでお知らせします。 |
その他、履修生への注意事項 | 授業は3分の2以上出席しないと、最終レポートを提出しても成績評価対象にはなりません。さらに、成績評価そのものは、相対評価です。学生便覧をよく読んでおいてください。 また、授業受講中の、内容に関する質問、運営方法等に関する要望や苦情等は、ポータル機能のQ&Aを用いて問い合わせるようにしてください。メールは行き違いが発生するかもしれないので、用いませんから注意してください。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【マネジメント学部 マネジメント学科】 |