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科目名人的資源管理入門
担当者Choi Seung Ho
開講期2023年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目人材マネジメントの基礎
授業の達成目標企業における「人(人材)」のマネジメントについて基礎的知識を学ぶことで、人材マネジメントの基礎理論、雇用と労働の仕組み、働き方・働かせ方などについて重要な論点が説明できるようになる。
今年度の授業内容マネジメント論の基礎の上で、人材マネジメントの基礎理論について学んだ後、日本の雇用の問題について解明する。
日本の企業は、従来は新規学卒者を中心に正規社員を採用し、企業内で育成するしくみが確立していたが、最近はパートタイマーや派遣といった非正規労働が増えている。
その関連で日本の雇用・労働の問題、働き方・働かせ方のこと、働き方改革のこと、そして「人」のマネジメントの最近の変化などについて考えてみることにする。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前にテキストの次回のところをよく読み、内容を理解した上で質問事項などを用意しておくこと。
今学期を通じておよそ60時間程度の事前学習時間が必要となる。
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項1.日本企業の長時間労働と残業の実態について、事例を用いながら、論点を整理しておくこと。
2.日本企業における正規と非正規の実態と流れの変化などを調べ、論点を整理しておくこと。
3.日本企業の働き方改革の内容と課題について調べ、重要内容を整理しておくこと。 
 第1回イントロ:本講義の流れの説明とスケジュールおよび内容について解説
 第2回企業における人のマネジメントとは何かについて解説
 第3回企業における人のマネジメントの意義と仕組みについて解説
 第4回企業における人的資源管理の仕組みについて解説-1
 第5回企業における人的資源管理の仕組みについて解説-2
 第6回人的資源管理論の歴史的展開について概観-1
 第7回人的資源管理論の歴史的展開について概観-2
 第8回人的資源管理論の時代的潮流について解説-1
 第9回人的資源管理論の時代的潮流について解説-2
 第10回日本の人材マネジメントの基礎理論と現状について解説-1
 第11回日本の人材マネジメントの基礎理論と現状について解説-2
 第12回日本企業の働き方・働かせ方の特徴と課題-1
 第13回日本企業の働き方・働かせ方の特徴と課題-2
 第14回日本的経営論と日本的人材マネジメントの基礎理論-1
 第15回日本的経営論と日本的人材マネジメントの基礎理論-2
授業の運営方法対面形式を基本とするが、状況に応じてオンラインも並行す場合もありうる。
スケジュールに応じて討論と発表、グループワークを取り入れる予定である。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法基本的に毎回の授業の最後にリアクションペーパーを求める。
それをベースに次回の授業中でその主な内容をピックアップしてフィードバックする。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
小論文・レポート 50% 期末課題レポートを課し、その内容を評価する
授業参加 50% 毎回出席チェックとリアクションペーパーを求める。
テキスト 外から見た日本の雇用、崔勝淏、八千代出版、2014年(ISBN978-4-8429-1636-1)
参考文献 武田晴人(2008)『仕事と日本人』ちくま新書
岩井克人(2009)『会社はこれからどうなるのか』平凡社

関連ページ 労働政策研究・研修機構(http://www.jil.go.jp)
大原社会問題研究所(http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp)

その他、履修生への注意事項 1. 私語禁止、携帯禁止
2.授業の最後にリアクションペーパーを求める。 
3.授業のスケジュールを見ながら、外部講師(ゲストスピーカー)の招聘を計画している。日程などについては、事前に受講生らと相談をし、決めることにしたい。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【マネジメント学部 マネジメント学科】