科目名 | 日本の財政 | |
担当者 | 山田 秀樹 | |
開講期 | 2023年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 日本財政の現況を正しく認識する | |
授業の達成目標 | 日本における社会保障と税の一体改革、米国における新しい大統領の登場がもたらす不透明感、イギリスのEU離脱などユーロ圏を揺るがす財政金融危機が象徴するように、現在の世界においては財政の在り方が政治・経済における重要問題となっています。特に財政が深刻な状況にある日本では、財政への対処が国の命運を決めるといっても誇張ではありません。財政を理解することなしには世界・日本の動きを理解することはできません。この講義では、日本が直面する財政問題を把握するために必要とされる知識が説明できるように、基本的な考え方を学びます。 | |
今年度の授業内容 | グローバルな視点を持ちながら、日本の財政が当面している問題、それを理解する前提としての財政に関する基本的知識(国の予算制度、地方財政、税制、国債と金融市場等)について学びます。現在進行中の内外の財政、金融問題に常に注意を払い、必要に応じて関連する時事的なニュースも取り上げます。 | |
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前にポータルに掲出する各回の講義資料を読み、疑問に思うことを予め整理しておく。 講義終了後は、内容を振り返り、自分なりにまとめ直し理解を深めておくこと。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 授業資料の予習復習を的確に行うとともに、日頃から財政をはじめとする経済関係のニュースに関心を持ってフォローするように望みます。 | |
第1回 | イントロダクション | |
第2回 | 財政の資源配分機能(公共財など) | |
第3回 | 財政の資源配分機能(外部経済の是正など) | |
第4回 | 財政の所得再分配機能 | |
第5回 | 財政の経済安定化機能 | |
第6回 | 財政規模とその構成 | |
第7回 | 財政悪化の要因分析と高齢化の進展 | |
第8回 | 社会保障と税の一体改革 | |
第9回 | 社会保障以外の歳出分野 | |
第10回 | 財政赤字の問題点 | |
第11回 | 財政健全化の目標 | |
第12回 | 財政法の規定など予算に関するルール | |
第13回 | 予算の執行と決算 | |
授業の運営方法 | 講義形式で行います。その時点で置かれている状況に応じ、授業において対面で学ぶ学生と遠隔で学ぶ学生の両方が混在する可能性がありますが、授業で用いる資料は、ポータルの「授業資料」にて事前に提示します。対面で学ぶ学生については教室内で投影をします。 各回の授業ごとにその日の講義を踏まえた課題(「確認テスト」といいます)が出されます。その回答は、ポータルの「課題提出」機能を活用して期限内に提出することが求められますが、この確認テストは、定期試験とほぼ同じウエイトで重視されます。 対面授業における出席は、その日の講義での出席票の提出で確認します。 |
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課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 授業を踏まえた「確認テスト」がポータルの課題機能を活用して実施されますが、次の回の講義にて、その回答の解説を行います。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 60% | 期末テストの実施 |
小論文・レポート | 0% | 実施しない |
授業参加 | 40% | 確認テストの実施 |
その他 | 0% | 特になし |
テキスト | ポータルで授業資料を掲示します。 |
その他、履修生への注意事項 | 遠隔授業を実施する場合の変更点 各回の授業ごとに講義を踏まえた課題(「確認テスト」といいます)について、ポータルの「課題提出」機能を活用して期限内に提出することによって出席にカウントします。また、教室内で定期試験ができない場合には、ポータルの「課題提出」機能からの回答提出で行います。 成績評価においては、学生便覧に示されているように、授業回数の2/3以上の出席を前提とし、この前提を満たす受講生を対象に、上記の成績評価の方法に従って成績評価を行います。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【マネジメント学部 マネジメント学科】 カリキュラムマップ【マネジメント学部生活環境マネジメント学科】 |
実務経験の概要 | 公務員 |
実務経験と授業科目との関連性 | 長年の公務経験で培われた考え方を学びます。 |