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科目名実践ゼミナールA
担当者赤松 瑞枝
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次2年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目福祉住環境A
授業の達成目標特定の人の不便を解消することを目指した「バリアフリー」のまちづくりは、時として他の人たちへの不便や危険につながる。そこで、年齢、性別、国籍、健康状態等に関わらず、誰もが安心・安全に暮らせるように「もの」や「まち」をつくる「ユニバーサルデザイン」が求められるようになった。本ゼミでは、社会の中で皆が気持ちよく生活していくためにはどうしたら良いか、「自分とは違う」誰かを思いやることの大切さと、適切な理解のもと行動する重要性を学ぶ。そして福祉住環境の基礎となる、バリアフリー、ユニバーサルデザインに加えて、多様な方々に向き合うためのマインドとアクション、心づかいの一つである「ユニバーサルマナー」や、さまざまな特徴をもつ人々が安心して安全に過ごせるように配慮する「インクルーシブデザイン」を実践的学習から理解する。そして現状から問題点を見つけ、解決策が提案できるようになることを目標とする。論文作成などの学術活動に際して必要な研究倫理を身につける。
今年度の授業内容まず、車いすや白杖を利用した移動等バリアのある状況を疑似体験し、スロープやエレベーター、多目的トイレ等の使い勝手を検証する。
そしてその結果得た気づきを実践的に活かすために、新座キャンパスの改良案を作成する。
次に参考文献の読書と読後感想文の作成、感想文発表とディスカッション、ユニバーサルデザインやユニバーサルマナーに関する基礎的知識学習を通して、障害や弱点、苦手なことを価値に変換し、社会の役に立てたり、自分に自信をつける「バリアバリュー」という考え方を理解する。
最後に、埼玉県三郷市にあるインクルーシブ公園「なかよしひろば」の設置経緯や利用実態、利用状況の課題を把握し、これまで学習した内容も踏まえて、障害児と健常児の相互理解と交流が可能になる企画のアイディアを、ディスカッションを通してまとめる。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前には、指示に従って資料の作成や意見のまとめを行う。他のゼミ生の意見を確認し、ゼミでの討論に備え、質問を考えておくこと。
事後は、ゼミ生からの質問内容や、教員からの講評を踏まえて自分の発表内容を見直す。さらに、他のゼミ生の成果物や討議内容を参考にしながら内容を改良しておくこと。
合計15時間
自習に関する一般的な指示事項バリアフリーやユニバーサルデザイン、インクルーシブ公園に関するニュースや新聞記事等に注目して、日頃から情報を収集し、内容を熟読しておく。
自宅や通学路等をユニバーサルデザインやインクルーシブデザインの視点で観察する習慣を身につける。
第1回ガイダンス
第2回新座キャンパスのバリアチェック
第3回車いすと白杖の疑似体験
第4回新座キャンパス改良案作成(1)
第5回新座キャンパス改良案作成(2)
第6回ユニバーサルマナーを学ぶ意義
第7回課題図書に関する討議(1)
第8回課題図書に関する討議(2)
第9回マナー講座
第10回様々な立場から「遊び」を考える
第11回インクルーシブ公園の利用実態と課題
第12回障害児と健常児の交流を深めるアイディア(1)
第13回障害児と健常児の交流を深めるアイディア(2)
第14回キャリアデザイン講演会
授業の運営方法演習とディスカッションを織り交ぜて行う。
詳細はガイダンスにて解説する。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法各回の発表内容に対して教員が講評を行う
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 0% 実施しない
授業参加 80% 積極的・協力的な参加態度によって評価する
その他 20% 小レポート2回分
テキスト バリアバリュー 障害を価値に変える/垣内 俊哉/新潮社/2016年/1,320円(税別)/ISBN-10: 4103399910/ISBN-13: 978-4103399919
フリーペーパー gente
参考文献 適宜紹介する
関連ページ バリアバリュー 障害を価値に変える
https://youtu.be/zwW9qvs2M50
その他、履修生への注意事項 第9回のマナー講座、第14回のキャリアデザイン講演会は日程を変更する可能性があります。
外部講師を招聘する場合があります。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【マネジメント学部 マネジメント学科】
カリキュラムマップ【マネジメント学部生活環境マネジメント学科】