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科目名実践ゼミナールA
担当者赤松 瑞枝
開講期2023年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次2年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目福祉住環境A
授業の達成目標特定の人の不便を解消することを目指した「バリアフリー」のまちづくりは、時として他の人たちへの不便や危険につながる。そこで、年齢、性別、国籍、健康状態等に関わらず、誰もが安心・安全に暮らせるように「もの」や「まち」をつくる「ユニバーサルデザイン」が求められるようになった。本ゼミでは、社会の中で皆が気持ちよく生活していくためにはどうしたら良いか、「自分とは違う」誰かを思いやることの大切さと、適切な理解のもと行動する重要性を学ぶ。そして福祉住環境の基礎となる、バリアフリー、ユニバーサルデザインに加えて、多様な方々に向き合うためのマインドとアクション、心づかいの一つである「ユニバーサルマナー」を実践的学習から理解する。そして現状から問題点を見つけ、解決策が提案できるようになることを目標とする。
今年度の授業内容まず、参考文献の読書と読後感想文の作成、感想文発表とディスカッション、ユニバーサルデザインやユニバーサルマナーに関する基礎的知識学習を通して、障害や弱点、苦手なことを価値に変換し、社会の役に立てたり、自分に自信をつける「バリアバリュー」という考え方を理解する。次に車いすや白杖を利用した移動等バリアのある状況を疑似体験し、スロープやエレベーター、多目的トイレの使い勝手を検証する。最後に、これらの知識や経験を踏まえて得た気づきを実践的に活かすために、身近なモノや情報のユニバーサルデザイン化に取り組む。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前には、指示に従って資料の作成や意見のまとめを行う。他のゼミ生の意見を確認し、ゼミでの討論に備え、質問を考えておくこと。
事後は、ゼミ生からの質問内容や、教員からの講評を踏まえて自分の発表内容を見直す。さらに、他のゼミ生の成果物や討議内容を参考にしながら内容を改良しておくこと。
合計15時間
自習に関する一般的な指示事項バリアフリーやユニバーサルデザインに関するニュースや新聞記事等に注目して、日頃から情報を収集し、内容を熟読しておく。
自宅や通学路等をユニバーサルデザインの視点で観察する習慣を身につける。
 第1回ガイダンス
 第2回ユニバーサルマナーを学ぶ意義
 第3回課題図書に関する討議(1)
 第4回課題図書に関する討議(2)
 第5回討議のまとめ
 第6回バリアの疑似体験(1)
 第7回バリアの疑似体験(2)
 第8回疑似体験の総括と新座キャンパスの問題点抽出
 第9回マナー講座
 第10回解決の方向性討議
 第11回ユニバーサルデザインの制作(1)
 第12回ユニバーサルデザインの制作(2)
 第13回ユニバーサルデザインの制作(3)
 第14回春学期活動の総括
 第15回キャリアデザイン講演会
授業の運営方法演習とディスカッションを織り交ぜて行う。
対面授業参加者はTeamsにアクセス可能なパソコン等を持参すること。
遠隔授業実施に関しては、双方向のリアルタイム授業となる。
具体的な内容は「その他、履修生への注意事項」を参照のこと。
詳細はガイダンスにて解説する。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法各階の発表内容に対して教員が講評を行う
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 0% 実施しない
授業参加 40% 積極的・協力的な参加態度によって評価する
その他 60% 小レポート3回分
テキスト バリアバリュー 障害を価値に変える/垣内 俊哉/新潮社/2016年/1,320円(税別)/ISBN-10: 4103399910/ISBN-13: 978-4103399919
フリーペーパー gente
参考文献 適宜紹介する
関連ページ バリアバリュー 障害を価値に変える
https://youtu.be/zwW9qvs2M50
その他、履修生への注意事項 <遠隔授業について>
Microsoft Teamsを使用し、リアルタイムで行います。初回ゼミの前に履修生宛にTeamsのコードを伝えるので、遠隔授業の日はTeamsにアクセスし、コードを入力してチームに参加してください。

<遠隔授業での出欠のとり方について>
ゼミ開始時に確認します。ミュートを外して、教員からの呼びかけに応えてください。

<その他>
第9回のマナー講座、第15回のキャリアデザイン講演会は日程を変更する可能性があります。
外部講師を招聘する場合があります。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【マネジメント学部 マネジメント学科】
カリキュラムマップ【マネジメント学部生活環境マネジメント学科】