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科目名女性の生活マネジメント
担当者林 葉子
開講期2023年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目女性の生活マネジメント
授業の達成目標

女性の生き方は多様化したと言われている。結婚、出産、就業など、ライフコースにおける様々なライフイベントにおいて、どのような生き方を選択するかは、女性が自由に選択できる。しかし、現実は、わが国における規範や習慣、社会風土などによって自由な選択をしたくてもできない状況も起こりうる。そこで、各、ライフイベントにおけるリスクを把握することが必要である。講義では、女性のライフコース、ライフイベントにおけるリスクを把握し、リスクに対して、行政が用意している制度や、その他の支援等について学ぶことを目的とする。

これらを学ぶことによって、自分自身のライフコースについて考え、自分の希望する人生には、様々なリスクがありうることを知り、そのリスクをマネジメントするための情報や知識を身に着けることができる。

今年度の授業内容

女性の一生におけるライフイベント、ライフコースについて講義をする。ライフイベントで起こりうるリスクとは何かについて述べ、男性との相違について考察する。起こりうるリスクに対処するのに有効な制度や支援を紹介し、理解を促す。また、リスクについても、現実に起こっていることを視角から把握できるようにYouTubeやDVDを用いる。最終的に、自分自身のライフコースを想像し、考察する。なお、授業のスケジュールや内容については、受講者の反応や、理解度によって変更する場合がある。

対面受講者も、オンライン受講者も、基本的には同じ方法で行う。
資料は第1回目を除いて、ポータルに前もって掲載する。また、毎週出題される課題もポータルに提示されるので、次の授業時間の前までに提出する。
授業中のリアクションペーパーについては、すべての受講者が対面の場合にはレポート用紙で提出し、オンライン受講者がいる場合には、すべての受講者はTeamsのチャット機能を使用して提出することになる。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について予習:授業をする前の週に授業の内容に関連する資料を提示するので、その資料を読み、疑問点を見つけておくこと。」予習時間は、資料によって異なるが、資料を読み、疑問点や資料の感想の作成するには2~3時間を要する
復習:授業に関する資料や、授業内に提示するパワーポイントの資料からの出題される課題に毎週回答する。課題は概ね〇×式の回答を求める設問が10問、もしくは、記述式の回答を求める場合は、3~4問程度、出題される。回答時間は、予習をし、授業を聞いていれば1時間未満。動画を視聴して、回答する課題のときは、視聴時間+回答で、2時間程度を要する。毎週出題された課題の回答の説明を聞き、自己採点する。
   
   

合計60時間
自習に関する一般的な指示事項女性の生き方についての新聞記事やエッセイ、小説などを探して講読すること。
授業内容に関する記事や情報を、新聞やインターネットなどで、収集し、読むこと。
授業内容について、祖母や母親などの女性の先輩と話し合う。
本授業の内容は、NHKのドキュメントなどで、番組としても取り上げられることが多いので、それらを視聴するなどして、授業に興味を持つこと。
 第1回授業の進め方の説明/女性の生き方を考える
資料0 授業の進め方の説明、資料1女性の生き方

 第2回女性のライフコース(資料2)
 第3回女性と就職と企業(男女雇用機会 均等法)
 第4回

女性と労働(多様な働き方と女性の活用)

 第5回

家庭役割とは(育児と家計)

 第6回

結婚と出産と就業/共働き(育児・介護休業法)

 第7回ドメスティック・バイオレンス/セクハラ/マタハラ(防止法)
 第8回離婚・母子家庭
 第9回子どもの貧困
 第10回

女性の老年期の家族・介護殺人

 第11回

介護保険制度・介護休業法

 第12回介護離職
 第13回女性の老後の生活と年金
 第14回女性の終末
 第15回まとめの確認
授業の運営方法

資料をポータルに掲載するので予習し、授業はその資料と教師作成のパワーポイントをみて説明を受ける。毎週宿題課題が出されるので、回答をポータルから提出する。

すべての受講者がオンラインで講義を受ける場合はTeams授業を行う
受講者がオンラインと対面併用で講義を受ける形式になった場合は、対面講義と双方向(Teams)型オンライン講義を同時に同時刻に実施する。大学に出校しない場合は、必ず、時間内にオンラインができる環境で講義を視聴すること。
講義の視聴の仕方は第1回目の講義のときに説明し、詳しい説明資料を授業資料に掲載するので、読んでおくこと。対面での受講者は必ず、パソコンか課題管理に課題を提出できる機能がある携帯を持参すること。
出席はポータルの出欠機能を用いて、対面、双方向遠隔ともに指定された時間内に登録すること。
毎回、授業中にTeamsでのチャットを実施、課題はポータルの機能を使用して課題の提出を実施する。
受業前に予習しておく必要がある。予習資料は、授業の約1週間前にポータルの授業資料に掲載する。資料の種類は教師作成資料、動画YouTube、URL資料である。資料を読み、視聴して、
毎週、資料から宿題が課せられる。宿題の回答は、講義が終了した次の週の火曜日の授業前までに課題提出で提出する。
資料の内容に対する疑問点は、講義前の火曜日10時までに授業QAから提出する。
疑問点の回答は、講義中に回答するか、ポータルの授業資料に疑問点の回答と課題への回答を掲載するので、参照して理解を深める(授業中に説明した質問には回答しない)

*YouTubeの動画が視聴できない場合は、他のインターネット情報を資料として回答する(使用した資料、インターネット情報のURLなどは必ずすべて記載すること)

課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法課題の回答は次の授業の初めに回答の内容を説明する。
回答は、授業の資料として掲載する。
質問に対する解答をまとめて、資料として掲載する。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
小論文・レポート 40% 期末レポート 問にそった回答
小論文・レポート 40% 毎授業の課題小レポート 正答 7/15回以上の提出
授業参加 20% リアクションペーパー提出 7/15回以上の提出
テキスト 特になし
参考文献

必要に応じて、授業内で紹介する

その他、履修生への注意事項

必ず予習をして、課題を提出すること。
7回以上の宿題課題提出者&期末レポート提出者は単位取得可能(ただし、7回以上、宿題課題を提出していない受講生は期末レポートは受け付けないので単位が取得できなくなることに注意すること)
提出期限に注意すること 火曜日の3時限目開始前に締め切る
(締め切り延長なし、提出に失敗しないように注意すること、早めに提出したほうが安心)

卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【マネジメント学部 マネジメント学科】
カリキュラムマップ【マネジメント学部生活環境マネジメント学科】
実務経験の概要 ワークライフバランス支援関連企業を起業:大学院での研究をもとに、育児・介護と仕事を両立困難者の支援をする仕事を委託されている
保育士:某クリニックからクリニック職員のための病児保育所を委託されている(有資格)
産業カウンセラー:数社から社員のカウンセリングを委託されている(有資格)
実務経験と授業科目との関連性 保育士や産業カウンセラーなどの仕事から、ワークライフバランスで悩んだり、病んだりしているクライアントにかかわり、かれらの人生におけるリスクの場面を多数、間接的に経験しており、また、資格を得るにあたり、社会福祉制度を勉強してきたことで、リスクの場面に対応するための様々な福祉制度に精通している。実践と知識、情報などから、実際的な授業を実施することができる。