| 科目名 | コミュニケーション文化学演習IIB | |
| 担当者 | 宮津 多美子 | |
| 開講期 | 2023年度秋学期 | |
| 科目区分 | 週間授業 | |
| 履修開始年次 | 4年 | |
| 単位数 | 1単位 | |
| 授業の方法 | 演習 | |
| 授業題目 | 人種・ジェンダーからよむ異文化コミュニケーション ~映像メディアの構造分析とヒロイン像研究~ | |
| 授業の達成目標 | この授業では、映像メディアの構造分析理論を踏まえて、映像作品に描かれたコミュニケーションギャップとその背景を実践的に学ぶことを目的とする。具体的に授業ではナラティヴ分析/構造分析の理論を学んだ上で、人種・ジェンダー問題を主題とする20世紀後半の欧米の映画(洋画)におけるヒロインの人生選択や作品テーマ・主題を社会文化的に読み解いていく。さらに、ヒロインが直面する階級的・文化的・地域的コミュニケーションキャップに注目しながら、作品の主題とヒロイン像との関係を探る。 【授業の達成目標】 1. 映像メディアにおけるコミュニケーション問題を特定することができる。 2. 映像メディアの階級的・文化的・地域的コミュニケーションギャップとその背景について説明できる。 3. 映像メディアのヒロインが直面する社会文化的問題を構造分析によって解釈することができる。 4. 映像メディアのヒロインが直面する社会文化的問題について自分の意見を述べることができる。 |
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| 今年度の授業内容 | 〇 映像メディア分析や異文化コミュニケーション理論を個人・ペア/グループ課題によって実践的に学ぶ。 〇 授業で扱った映画の中から一作品を選び、独自テーマを設定して小ポートを完成させた後、プレゼンテーションを行う。 〇 卒業研究の仕上げ段階にあるこの授業では卒業論文の書式、編集・校正に関するアドバイス等も行う。 |
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| 準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 〇 レポーター担当のテキストを読み、発表の準備を行う。(4~5時間) 〇 ペア/グループ担当作品(映画)を視聴し、主題・概要・構造分析・ヒロイン像分析を行い、発表準備をする。(4~5時間) 〇 授業で取り上げた映画の中から、小レポート課題の映画を選び、エッセイを執筆し、発表準備を行う。(20~30分/週) 〇 小レポート課題は提出前に編集・校正作業を行い、誤字脱字などがないように注意する。(20~30分/週) |
合計15時間 |
| 自習に関する一般的な指示事項 | 〇 課題は主題を決めて関連資料を集めて内容・構成を検討し、計画的に執筆し、期日までに完成させること。 〇 文献はインターネット等のデジタルメディアだけでなくプリントメディア(新聞・雑誌・書籍)も参照すること。 〇 自分の意見と他人の意見とを区別すること(剽窃に注意)。 〇 執筆時に参照した文献のURLやページを記録しておくこと(文献リストを作成)。 |
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| 第1回 | ガイダンス(演習のスケジュール&内容、担当決め)、論文作成:脚注・編集・校正・文献リストの書式 ジェンダーコミュニケーションギャップ『ダーバヴィル家のテス』:ヴィクトリア朝のジェンダー規範 作品の主題・ヒロイン像の分析、クラスディスカッション |
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| 第2回 | 『映画の構造分析』第1章:映画の構造分析(0物語と構造) 階級的コミュニケーションギャップ『ジェーン・エア』:階級社会イギリスでにおけるガヴァネス(女性家庭教師) 作品の主題・ヒロイン像の分析、クラスディスカッション |
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| 第3回 | 『映画の構造分析』第1章:映画の構造分析(1テクストとしての映画) ジェンダーコミュニーションギャップ『スカーレット・レター』:コロニアルアメリカの神権政治 作品の主題・ヒロイン像の分析、クラスディスカッション |
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| 第4回 | 『映画の構造分析』第1章:映画の構造分析(2欠性的特徴) 階級的コミュニーションギャップ:『華麗なるギャツビー』:深窓の令嬢と成金の恋 作品の主題、ヒロイン像の分析、クラスディスカッション |
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| 第5回 | 『映画の構造分析』第1章:映画の構造分析(3欠性的特徴) 文化的コミュニケーションギャップ『ノッティングヒル』:イギリス男性とアメリカ女性との異文化恋愛 作品の主題・ヒロイン像の分析、クラスディスカッション |
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| 第6回 | 『映画の構造分析』第1章:映画の構造分析(4「トラウマ」の物語) キャリア志向をめぐるコミュニーションギャップ『プラダを着た悪魔』:上昇志向 vs 自己実現 作品の主題・ヒロイン像の分析、クラスディスカッション |
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| 第7回 | 卒論最終プレゼンテーション①(発表、Q&A、講評) | |
| 第8回 | 卒論最終プレゼンテーション②(発表、Q&A、講評) | |
| 第9回 | 『映画の構造分析』第2章:「四人目の会席者」と「第四の壁」 エスニック間コミュニケーションギャップ『ジョイ・ラック・クラブ』:中国系アメリカ人母娘の人種差別との戦い 作品の主題・ヒロイン像の分析、クラスディスカッション |
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| 第10回 | 『映画の構造分析』第3章:『アメリカン・ミソジニー』-女性嫌悪の映画史- 階級間コミュニケーションギャップ『ティファアニーで朝食を』ニューヨークのロマンチックコメディ 作品の主題・ヒロイン像の分析、クラスディスカッション |
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| 第11回 | 『映画の構造分析』あとがき・文庫版のためのあとがき、解説 地域間コミュニケーションギャップ『ミリオンダラー・ベイビー』:トラッシュとして育ったヒロインのアメリカンドリーム 作品の主題・ヒロイン像の分析、クラスディスカッション |
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| 第12回 | 課題レポートの発表①(発表、Q&A、講評) 卒論の講評、3/4年ゼミ活動の総括 |
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| 第13回 | 課題レポートの発表②(発表、Q&A、講評) 卒論の講評、3/4年ゼミ活動の総括 |
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| 授業の運営方法 | 〇 授業ではペア/グループワーク、クラスディスカッションも行う。ゼミ活動には積極的に参加し、各自が主体的に学ぶこと。 〇 ゼミは教場による対面授業を基本とする。ただし、遠隔授業となった場合は授業をZoomでリアルタイムで配信する。 〇 遠隔授業にアクセスするためのリンクやパスコードはポータルを通じて連絡する。 〇 出席確認方法:対面はリフレクションコメント提出によって、遠隔はチャットへのリフレクションコメント入力によって行う。 〇 遅刻・早退は30分まで。遠隔参加の場合は60分以上のアクセス記録がなければ欠席とする。 |
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| 課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 〇 ペア/グループ課題へのフィードバックは授業で行う。 〇 小レポート課題への個別フィードバックはポータルを通じて行う。 |
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| 評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
| 定期試験 | 0% | 実施しない |
| 小論文・レポート | 40% | 小レポート課題とそのプレゼンテーション |
| 授業参加 | 30% | リフレクションコメント |
| その他 | 30% | 授業内課題(個人&ペア/グループ課題) |
| テキスト | 内田樹、『ハリウッド映画で学べる現代思考 映画の構造分析』、文藝春秋(文春文庫)、2020年.ISBN:9784167801250. |
| 参考文献 | ケイト・L・トゥラビアン著、沼口隆・沼口好雄訳、『シカゴ・スタイル:研究論文執筆マニュアル』、慶應義塾大学出版会、2012年.ISBN:9784766419771. |
| その他、履修生への注意事項 | 〇 リサーチでは可能な限り一次資料(原典)を参照すること。 〇 意見を述べるときには必ずエヴィデンスを示すこと。 〇 メディアで発信されている情報は自主的かつ批判的に扱うこと(メディア・リテラシーが必要)。 |
| 卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】 |