科目名 | コミュニケーション文化学演習IA | |
担当者 | 吉澤 京子 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 1単位 | |
授業の方法 | 演習 | |
授業題目 | 視覚コミュニケーションの研究領域を理解し、研究方法を身につける | |
授業の達成目標 | 視覚コミュニケーションの分野がカヴァーする研究対象および、その特性に則した研究方法を知り、実践することができる。 視覚コミュニケーションの特定テーマを題材にグループ研究をおこない、口頭発表を行うことができる。 グループ研究ならびに発表において、与えられた役割を責任をもって果たすことができる。 春学期における研究成果を、研究倫理を守り正しい形式にのっとった小論文にまとめることができる。 論文作成などの学術活動に際して必要な研究倫理を身につける。 |
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今年度の授業内容 | 導入に続き、視覚コミュニケーションの基礎を固めるために、事例提示を講義形式で行う。 次に学生は基本的にペア(場合によっては3名のグループ)を作り、視覚コミュニケーションの研究を行い、研究成果を口頭発表する。発表準備として、レジュメの作成法、スライドの効果的な使用法等、発表のスキルアップも講義と演習を交えて行う。 ペアの形成は、興味のあるテーマが近い学生で行う。そのために興味ある分野やキーワードのアンケートを実施する。学期末には小論文を課す。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | (予習)授業中に次回の授業内容と資料の読むべき箇所を指示するので、かならず予習を行うこと。 (復習)授業中にとったノートや、ディスカッションの論点のメモを見ながら、授業で得たことがらを箇条書きでまとめる。毎回の授業の要点および感想を100字程度で書く「授業記録」をとる。「授業記録」は、学期を通じて2-3回、まとめて回収する。 |
合計15時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 課題の作成にあたっては、指示された文献を読むことはもちろん、積極的に情報収集を行うこと。 タイムマネジメントをしっかり行って、ゼミ活動に支障をきたさないようにしましょう。 |
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第1回 | 導入。春学期のスケジュール、演習ⅠBを含めた年間のスケジュールの説明。 視覚コミュニケーションとは何かを知るための、画像記述の試行。 |
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第2回 | 視覚コミュニケーションの多様性(1)記号、ピクトグラム、紋章(講義と演習) | |
第3回 | 視覚コミュニケーションの多様性(2)象徴・寓意の描かれた絵(講義と演習) グループ発表関連: グループ研究のための予備調査実施。 グループ研究のスケジュール、発表準備についての説明。 |
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第4回 | 視覚コミュニケーションの多様性(3)ファッション、色彩の記号的意味(講義と演習) グループ発表関連:発表テーマについてのブレーンストーミングから決定へ。 |
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第5回 | 視覚情報を言葉による表現へ(1)展覧会に展示された作品のディスクリプション(絵画の構図について) |
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第6回 | 視覚情報を言葉による表現へ(2)展覧会に展示された作品のディスクリプション(色彩、筆触、マチエールについて) |
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第7回 | グループ発表の具体的準備: 発表の流れを協議して決める。発表当日の役割分担を決める。 各グループでの、打ち合わせ、日程調整等の作業。参考文献の指導。 |
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第8回 | 発表内容の作成 レジュメ作りを中心とする。 「良いレジュメ」「悪いレジュメ」とはどのようなものかを理解する。発表内容の作成 パワーポイントの作成法 |
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第9回 | 発表内容の作成 パワーポイントの作成法 | |
第10回 | グループ発表実施(1)。聴講者はコメントシートを作成する。 各発表の後に、講評を行う この回においては、形式を踏まえた発表が行われたかを検証する。 |
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第11回 | グループ発表実施(2)。聴講者はコメントシートを作成する。各発表の後に、講評を行う。この回においては、画像の提示の仕方について検証を行う。 |
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第12回 | グループ発表実施(3)。聴講者はコメントシートを作成する。各発表の後に、講評を行う。この回においては、参考資料の引用等が研究倫理に照らして正しく行われていtかを検証する。 |
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第13回 | 研究成果を、学術的に論述する練習。各自で草稿を作成し、教員の添削をうけながら上達を図る。 | |
第14回 | 発表実施後の総括、夏休みの課題の説明 | |
授業の運営方法 | 学生が主体となる演習形式の授業である。学期はじめには基礎として身につけてもらいたい内容についての講義も行うが。 受講者をグループに編成し、研究発表を最終目標とした調査とプレゼンテーション作成を行う。 グループ研究において、メンバーは自主的にコミュニケーションをはかる。教員は、調査や発表資料の作成などをアドバイスし、よりよい発表が実施できるよう指導する。 研究発表予定日を正当な理由なく欠席し、発表が実施できなかった場合、授業参加の点で大幅減点する。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 課題のフィードバックは、後日の授業において口頭で行う。対面授業のさいに提出物を返却することもある。 期末レポートについては、秋学期オリエンテーションのグループミーティングで返却し、フィードバックを行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 定期試験は、行わない |
小論文・レポート | 40% | 期末レポート。テーマ設定、形式、論理性を評価する |
授業参加 | 60% | グループ研究と作業、グループ発表 |
テキスト | テキストは指定しない。授業の進行に合わせて、各種資料を配付する。 |
参考文献 | 石黒圭 『この1冊できちんと書ける!論文・レポートの基本』日本実業出版社 ISBN 978-4-534-04927-8 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】 |