科目名 | コミュニケーション文化学演習IA | |
担当者 | 吉田 さち | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 1単位 | |
授業の方法 | 演習 | |
授業題目 | 現代日本におけることばの多様性―円滑な異文化コミュニケーションに向けて― | |
授業の達成目標 | この演習では、日本におけることばの多様性についての理解を深め、さまざまな言語・文化的な背景を持つ相手とのコミュニケーションのありかたについて自分の考えが述べられるようになることを目標としている。論文作成などの学術活動に際して必要な研究倫理を身につける。 | |
今年度の授業内容 | 私たちは、日々「異文化コミュニケーション」を行っている。「異文化コミュニケーション」には、自分と異なる言語を使う人とのコミュニケーションはもちろん、自分と同じ言語を使う人とのコミュニケーションも含まれる。日本語を母語とする人においても、話し手の属性(出身地、世代、ジェンダー、職業等)、相手との関係(上下関係、親疎関係)、場面、使用するメディア等の様々な要因によって、日本語の運用の仕方が変わるためである。 このゼミでは、社会言語学的な視点から、日本におけるコミュニケーションの多様性を明らかにすることで、言語・文化的背景の異なる相手とどうすれば円滑なコミュニケーションが取れるのかについてともに考える。 春学期のIAでは、当該分野の基礎概念を踏まえたうえで、各自の興味に応じてテーマを設定し、各自のテーマに関連する先行研究を講読する。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前に、授業で講読する文献をあらかじめ読み、内容を理解しておく。疑問点があれば、ノートに整理しておく。授業後は内容を振り返り、復習ノートにまとめ、理解を深めること。 | 合計15時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 自分の興味のあるテーマについて書かれた書籍等を読み、知識や考えを深めること。 | |
第1回 | 春学期ガイダンス、社会言語学とは何か | |
第2回 | 地域に根ざした言葉 | |
第3回 | 話し手に根ざした言葉 | |
第4回 | 聞き手に合った言葉 | |
第5回 | 状況に合った言葉 | |
第6回 | 伝達方法に合った言葉 | |
第7回 | 日本語の人称表現 | |
第8回 | 言葉と言語、担当文献決め | |
第9回 | 言葉と文化 | |
第10回 | 言葉の変化 | |
第11回 | 言葉と政治 | |
第12回 | テーマ別文献講読(1)(分野:言語変種・言語行動・言語生活) | |
第13回 | テーマ別文献講読(2)(分野:言語接触・言語変化・言語意識) | |
第14回 | テーマ別文献講読(3)(分野:方法論・言語習得・言語計画)、春学期のまとめ | |
授業の運営方法 | 発表・ディスカッションを中心とした授業を行う。 | |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 各回の発表内容に対して、教員が講評を行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 50% | 期末レポート |
授業参加 | 50% | 演習への参加状況(発表、議論への参加等) |
テキスト | 石黒 圭(2013)『日本語は「空気」が決める〜社会言語学入門〜』 (光文社新書) 、定価924円(税込み)、ISBN: 978-4-334-03746-8 |
参考文献 | 真田信治ほか編(2021)『新版 社会言語学図集』ひつじ書房 その他、授業で適宜紹介する。 |
関連ページ | Teams上で3年ゼミ生のチームを開設する予定。 |
その他、履修生への注意事項 | ・ゼミ当日は、休み時間・昼休み・放課後等に個別相談に応じる。対応時間は、初回授業で周知する。 ・やむを得ない理由を除き、出席するようにしてください。特に、発表日の欠席は授業運営に影響を与えるのでしないようにご注意ください。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】 |