科目名 | コミュニケーション文化学演習IA | |
担当者 | 松浦 雅子 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 1単位 | |
授業の方法 | 演習 | |
授業題目 | メディアを介した新時代のコミュニケーション考察 「企画力✖️表現力を磨く」 |
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授業の達成目標 | メディア・コミュニケーション学の見地から、自分なりの視点を見つけ探究し、未来社会へのポジティブな提案を発信できる文章力を身に付ける。 クリエイティブな発想力と表現力を身につけ、どんな業界に進んでも、自ら切り拓いていける創造性を培う。 ゼロから何かを生み出していけるコンテンツ企画の作り方を学び、社会にアイデアを提案できるプレゼン能力を身につける。 オリジナルの企画書を書き、デジタル・マテリアルを使ってプレゼンテーションできるスキルを身に付ける。 論文作成などの学術活動に際して必要な研究倫理を身につける。 |
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今年度の授業内容 | 24時間、スマホやPCに縛られ、情報洪水の中で溺れ続ける私たち。 今、時代は秒刻みで更新され続ける、まさに、リキッドモダンな時代です。 人間社会の中で、コミュニケーションのあり方は、激変を遂げています。 この一瞬にして誰とでも繋がるメディア時代で、我々は、どうやって真のコミュニケーションを築き、社会に平和を、人類に幸福を見出すことができるのか。 映画・音楽サブスク・SNS・現代アイドル・ニュース・動画配信・新聞・雑誌等、様々なメディアの中から、研究テーマを発見し、情報を収集分析し、 その中から自分だけの視点で深い考察をしながら、考察を纏めていきます。 まさに、今を生きる私たちにとって、メディアをテーマにした「リアルタイムの実践的コミュニケーション」の学びとなります。 1Aでは、広告におけるコピーワーク、CMにおける企画案、企画プレゼンの方法などを学びながら、 自ら「アイデア」を生み出すトレーニングをしていきます。 どの業界に進んでも、自ら企画書を書きプレゼンできる力は、大きな武器になります。 実は、誰もが、個性あるクリエイティビティを持っているのです。 そんな潜在的な力を引き出す訓練を通じて、チーム・リーダーとしてものを生み出せる創造性を磨いていく授業になります。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 自分でテーマを決め、研究していくので、毎回、能動的で積極的な授業参加が必要になります。 ①授業内で次への発展的なアドバイスがあるので、授業後に、さらに深い思索へと体系的に情報収集する時間が必要になります。 ②また、事前にそのマテリアル(資料)作りの時間や、事前情報集などの、学習が必要になります。(合計 15時間) |
合計15時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 自分での研究追求になるので、自らどんどん展開し、考察を深めていく積極的姿勢で学んでいくことが求められます。 しかし、自分のテーマを見つけると、間違いなく楽しく、充実すると思いますので、仲間にインスパイアされながら、 頑張って学習してください。 |
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第1回 | メディア・コミュニケーションとは何か。 「メディア歴史から、今、加速するメディア革新を捉える」 |
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第2回 | メディアの拡張とは何か。 「プレゼンテーションの本質と意味」 |
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第3回 | 感動を生むプレゼンテーション法 1分間スピーチ準備 |
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第4回 | 第一回1分間プレゼン発表 「フィードバックとシェア」 |
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第5回 | 「誰でもメディア時代」をどう生きるか。 「プロとアマチュアという概念は生き残れるか」 企画法① |
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第6回 | メディアコミュニケーション戦略を考える 企画発想法② |
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第7回 | メディアコミュニケーション戦略を考える パブリックリレーションの手法 |
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第8回 | メディアコミュニケーション学から考えるテーマ考察 「オリジナルな切り口」 「情報収集の大切さ」 |
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第9回 | テーマ発見 「自分だけの視点を持ち、深い解釈から、主張を生み出す方法」 |
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第10回 | 企画戦略の立て方 「コピー・ノックトレーニング」 |
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第11回 | 自分なりのテーマを発展させる プレゼン準備 |
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第12回 | デジタル・マテリアルの作り方 「論点を纏め、コピーワークで表現する」 |
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第13回 | 企画書プレゼンテーション① 「フィードバックとシェア・批評分析法について」 |
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第14回 | 企画書プレゼンテーション② 「相互インスパイアのためのコミュニケーションとは」 |
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授業の運営方法 | 講義と演習の両建てになります。 最初は、与えられた課題に取り組み、自分の考えやアイデアを文章にするトレーニング。 その後、コピーライティング法を使って、さらに、よりよく魅力的にインパクトを持って伝えるためのトレーニング。 最後は、全て一から考えたオリジナルの企画アイデアをデジタルマテリアルを駆使しプレゼンしていきます。 アイデア出しや発想力磨きで、想像力を養っていきます。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 毎回、授業内で、個別に指導していきます。 スモールステップで教員と一緒に考えながら、進みます。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
授業参加 | 50% | 授業に対する積極的かつクリエイティビティある発言等の貢献度を評価する |
小論文・レポート | 20% | 最終回でのレポート作成により達成度を評価します |
その他 | 30% | 課題に対するプレゼンテーションの達成度を評価します |
定期試験 | 0% | 実施しません |
テキスト | 適宜、レジュメを配布します |
参考文献 | 適宜、指示します 「アイデアのつくり方」ジェームス・ヤング CCCメディアハウス(ISBN978-4-484-88104-1) 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か 集英社新書 久保南海子(ISBN978-4-08-721227-3) 「応援消費」 岩波新書 水越康介(ISBN978-4-00-431934-4) 等 |
その他、履修生への注意事項 | この学びは、ゼミ形式で一人一人の個性を生かし、高め合いながら行うアクティブラーニングになります。 まさに、実践的コミュニケーションの学びになるので、チームビルディングに貢献できるように意識して参加すると、 学びがさらに深くなります。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】 |
実務経験の概要 | CMプランナー・CMデイレクターとして、テレビコマーシャルの演出・企画。 映画・テレビドラマ・ミュージカル等の脚本家・脚色。 劇場映画の映画監督、商業演劇の演出家。 等、エンターテイメント作品業界での実務経験を経て、大学教員。 |