科目名 | 実践英語(映画英語) | |
担当者 | 榊原 かをり | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 1単位 | |
授業の方法 | 演習 | |
授業題目 | 映画 Miracle on 34th Street で学ぶ現代社会の英語 | |
授業の達成目標 | ➀ 映画のセリフが聞き取れる高度なリスニング能力を身につける。 ➁ 英語を話す国の文化・歴史・社会に関して基本的な知識がある。 ③ 映画の場面に応じて異なる言葉の意味の変化が理解できる。 ④ 状況に応じた口語表現に慣れている。 ⑤ 映画のストーリーを理解し、登場人物のセリフの意味がわかる。 ⑥ 気に入ったセリフを暗記し、人に紹介できる。 ⑦ 映画の原作の英文が読解できる。 |
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今年度の授業内容 | 名作映画のストーリーを楽しみながら、場面ごとの状況に応じた会話表現を理解し、現実の社会で使われている英語を学ぶ。映画のストーリーを十分に理解し、登場人物のセリフの意味や行動、気持ちがわかること。それを自分の言葉で表現できること。さらに、半年間の学習の成果として、「自分が選ぶ名セリフ」をひとつ手に入れてもらいたい。そのセリフを暗記して、すらすらと言えるようにし、折に触れて日常会話のなかで引用できるくらいにまで、自分のものとすること。 まず、映画の原作本の英語を部分的に読解し、語彙や文法の復習をする。毎回約10分の場面を視聴し、大まかに内容を把握してから、1~2分の場面に絞ってリスニングを行い、正確にセリフの英語を確認する。さらに、文法や会話表現も学習する。関連したトピックについてディスカッションをし、自分の意見をまとめる。 ※Miracle on 34th Streetは、第二次世界大戦後まもなくアメリカで制作された、心温まるクリスマス・ファンタジーです。当時はまだ白黒映画でしたが、作品としての評価が高く、ミュージカル、テレビドラマ、テレビ映画、と何度もリメイクされて多くの人々に親しまれてきました。今回授業で教材とするのは、1994年に制作された映画 Miracle on 34th Street(邦題:『34丁目の奇跡』)です。アメリカのオフィスで、百貨店で、法廷で、そして家庭で、実際に使われている英語表現を学びます。さらに、オリジナルの映画制作に並行して出版された原作本のやさしい英文を読解し、語彙や文法を学びます。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | プリントを配付するので、文法や語彙の問題を解き、英文パッセージを訳せるように読んでくること。授業後、文法や語彙を復習すること。ストーリーの流れを追うために、DVDなどで映画を何度か通して見ること。 | 合計15時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 学習する語彙(単語・語句・慣用表現など)について、丁寧に辞書を引くこと。セリフの英語について、文法・構文・修辞法などを時間をかけてじっくりと考えること。字幕・吹き替えなどに頼らず、セリフの英語と真摯に向き合い、自分の最大限の英語力をもって意味を理解しようとすること。 | |
第1回 | オリエンテーション:学習の仕方、作品について、単位要件の説明 予習・宿題などの説明 Unit 1 いつもの自分らしく (1) ・映画を視聴する ・英文パッセージを読解する |
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第2回 | Unit 1 いつもの自分らしく (2) ・スクリプトを完成させる(リスニング) ・セリフの意味を理解する |
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第3回 | Unit 2 サンタなんていないの ・映画の視聴 ・宿題の答え合わせ(語彙・文法) ・英文パッセージの読解(リーディング) ・スクリプトを完成させる(リスニング) ・セリフの意味を理解する |
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第4回 | Unit 3 当店にないものは探します ・映画の視聴 ・宿題の答え合わせ(語彙・文法) ・英文パッセージの読解(リーディング) ・スクリプトを完成させる(リスニング) ・セリフの意味を理解する |
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第5回 | Unit 4 どうやって一晩で世界中を回る? ・映画の視聴 ・宿題の答え合わせ(語彙・文法) ・英文パッセージの読解(リーディング) ・スクリプトを完成させる(リスニング) ・セリフの意味を理解する |
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第6回 | Unit 5 本当はサンタじゃないの? ・映画の視聴 ・宿題の答え合わせ(語彙・文法) ・英文パッセージの読解(リーディング) ・スクリプトを完成させる(リスニング) ・セリフの意味を理解する |
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第7回 | 試験前の復習 ・Units 1-5で学んだ語彙・文法の復習 ・ストーリーの確認 |
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第8回 | 中間テスト(筆記試験) ・Units 1-5 Unit 6 最高の子守といえば彼しかいない (1) ・映画の視聴 ・宿題の答え合わせ |
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第9回 | 中間テストの返却・講評 Unit 6 最高の子守といえば彼しかいない (2) ・英文パッセージの読解(リーディング) ・スクリプトを完成させる(リスニング) ・セリフの意味を理解する |
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第10回 | Unit 7 サンタ、逮捕される ・映画の視聴 ・宿題の答え合わせ(語彙・文法) ・英文パッセージの読解(リーディング) ・スクリプトを完成させる(リスニング) ・セリフの意味を理解する |
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第11回 | Unit 8 私たちは信じる ・映画の視聴 ・宿題の答え合わせ(語彙・文法) ・英文パッセージの読解(リーディング) ・スクリプトを完成させる(リスニング) ・セリフの意味を理解する |
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第12回 | Unit 9 子どもたちにサンタを信じる権利を! ・映画の視聴 ・宿題の答え合わせ(語彙・文法) ・英文パッセージの読解(リーディング) ・スクリプトを完成させる(リスニング) ・セリフの意味を理解する |
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第13回 | Unit 10 我々は神を信ずる ・映画の視聴 ・宿題の答え合わせ(語彙・文法) ・英文パッセージの読解(リーディング) ・スクリプトを完成させる(リスニング) ・セリフの意味を理解する 試験前の復習(Units 6-10) |
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第14回 | 期末テスト(筆記試験) 今学期のまとめ |
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授業の運営方法 | ➀ 映画を視聴する前に、英文パッセージを読み、語彙や表現を確認する。 ➁ 映画を視聴しながら、内容把握、シナリオの聞き取り、音読練習を行う。 ③ セリフの意味についてディスカッションをし、自分の意見をまとめる。文法事項や会話表現を練習・確認する。 ※プリントを配付します。映画の動画を各自で用意してください。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | ・中間試験は、採点後、返却し、授業で講評を行う。 ・期末試験は授業で講評を行い、希望者に答案を返却する。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 0% | 実施しない |
授業参加 | 30% | 授業中のパフォーマンス、宿題 |
その他 | 70% | 授業内試験(中間テスト・期末テスト) |
テキスト | 資料として授業中にプリントを配付する。履修中、映画『34丁目の奇跡』(1994)が常に見られるように、DVD(1,000円前後)もしくは配信動画購入(1,500円前後)などで各自用意すること。 |
参考文献 | Valentine Davies, Miracle on 34th Street (Twentieth Century-Fox Film Corporation, 1947) |
その他、履修生への注意事項 | ・この映画はいろいろな芸術の形にリメイクされているので、DVD購入の際は作品を間違えないよう注意すること。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】 |