科目名 | コミュニケーション文化学特殊講義(英語コミュニケーション) | |
担当者 | 鈴木 武生 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 語用論―ポライトネスの英日比較対象 丁寧さと気配りとは何か? |
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授業の達成目標 | 本コースは下記の項目を目標とする。 1. 語用論の全体像と位置づけを把握する。 2. 英語のポライトネス理論を理解する。 3. ポライトネス理論が日本語のどのように適用できるかを考察する。 |
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今年度の授業内容 | 本コースでは言語が現実にどのように使われるのか、そしてそれには何らかの法則があるのかを考える。こうした研究領域は語用論とよばれ、特に英語では丁寧さ(ポライトネス)をめぐる研究が進んでいる。 本コースではまず語用論の全体像を見たあと、英語のポライトネス理論を学び、さらにそこでの知見が日本語にも適用できるかどうかを考察する。 シラバスの内容および注意事項を見ると大変に思えるかもしれないが、言語に興味がある学生はコース修了後には大きな学びが実感できるとともに言語に対する見方が大きく変わる可能性が大きい。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 毎週教科書の指定箇所を読み、ディスカッションを行うが、ディスカッションは成績評価対象となるので事前に指定箇所を読む準備を行う必要がある。また課題の提出も成績評価対象とする。それぞれ1時間程度の準備時間が必要となる。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 一部英語の資料も用いるので辞書で下調べする必要がある。 | |
第1回 | 語用論の位置づけと概要、背景 | |
第2回 | オースチン、グライス、サール | |
第3回 | ポライトネス理論 | |
第4回 | ポジティブフェイス | |
第5回 | ネガティブフェイス | |
第6回 | 距離と敬語 | |
第7回 | ダイクシス | |
第8回 | 呼称と指示詞 | |
第9回 | 会話スタイル | |
第10回 | 日英対照比較 | |
第11回 | 共感度 | |
第12回 | 終助詞 | |
第13回 | 文末表現、ヘッジ | |
第14回 | させていただく | |
授業の運営方法 | 単に教師が講義を行うだけではなく、各学生が順番に担当箇所を予習してきて発表し、他の学生はそれに基づいてディスカッションを行う。また必要に応じて参考資料を配布する。学生は毎回意見発表を求められる。これは成績評価の対象となる。意見を求められて「分かりません」と答えると評価点数が付かないので準備しておく必要がある点に注意。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 各回の発表内容について教員が講評および解説を行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 50% | 記述式 |
授業参加 | 25% | 発表およびディスカッション |
小論文・レポート | 25% | 課題レポート提出 |
テキスト | 教科書 『ポライトネス入門』研究社、滝浦真人、研究社、2008/8/26発行、ISBN-10: 4327377236/ISBN-13: 978-4327377236 教科書の入手は必須。教科書がないと準備と発表は不可能なため、開講後数週間のうちに入手したかどうかを授業内でチェックするる。 |
参考文献 | 必要に応じて授業内で指示する。 |
関連ページ | なし |
その他、履修生への注意事項 | 講義はインタラクティブ形式で行う。またグループによる演習やディスカッション、個人による発表も行う。 出席は毎回点呼を行う。遅刻は3回で欠席1回と見なす。遅刻は授業開始後30分までを遅刻とする。30分を超すと欠席となる。 課題予習は必須となる(「わかりません」の場合は授業参加点として加点されないため、テストが及第点でも単位が認定されてないことがある)。また私語が多い者、寝ている者、授業の妨害となる者は退室を命じる場合があるので注意。 成績評価の評価対象は出席率7割以上が基準となる。また出席のみが基準を満たしていても授業参加度、テスト、課題提出義務の基準を満たしていない場合は単位が認定されない場合があるので注意。 遠隔授業は基本的に行わないが、必要と認められる場合はZOOMを用いて行う。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】 |
実務経験の概要 | なし |
実務経験と授業科目との関連性 | なし |