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科目名コミュニケーション文化学特殊講義(日本語コミュニケーション)
担当者松浦 雅子
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目日本語の素晴らしさを再認識し、メディア新時代に対応した日本語コミュニケーションのあり方を考察する。

授業の達成目標日本語の成り立ちと素晴らしさを認識し、自己表現の手段として自由に日本語を用いて文章化するスキルを身につけること。
新しいメディア社会において、日本語でしなやかにコミュニケーションし、他者と分かち合う理解と基礎力を身につけること。
今年度の授業内容今、社会は、インターネットにより出現したと言える「新しい言語」で溢れかえっています。
どうやって我々は、他者とコミュニケーションを取ればいいのか、世界が模索しています。
この講座では、毎回、身近なトピックスを取り上げながら、現代性、話題性、重要性、必要性を鑑みながら、
日本語によるコミュニケーションの基礎を学んでいきます。


準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について①毎回、配布された課題シートに、自らの学びの気付き、考え思想をまとめてください。
よって、授業後には、授業内で消化されなかったことを、自ら調べ広げていく学びの時間が必要になります。
②授業前の事前学習では、シラバスに応じた内容について、ノートにまとめてください。          (合計 60時間)
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項今まで、何気なく書いてきた文章、交わしてきた会話、メディアから流れるニュース言語、インターネットに溢れる匿名発信者の言葉等、身近な生活の中に存在する日本語にアンテナを張り、再認識しまとめていく学習が必要になります。
「言葉」の威力を感じる事例や情報収集の時間も沢山作る必要があります。
授業後は、しっかり理解を深め、ノートにまとめてください。

第1回日本語コミュニケーション
オリエンテーション
「日本語コミュニケーションへのいざない」
第2回世界の中の日本語
「日本語の素晴らしさを再認識する」
第3回対人関係のマネジメント
「コミュニケーションと自己開示」
第4回言語と社会
「言語地図からネットワークまで」
第5回デジタルネイティブの言語感
「インターネットで変わる言語を考える」
第6回メディア言語の拡張
「カジュアルな書き言葉」と「絵文字」
第7回ネット世界での会話の変化
「新しいコミュニケーションの出現」
第8回言語メッセージと非言語メッセージ
「日本語文化圏で使われる非言語メッセージ」
第9回挨拶のコミュニケーション論的機能
「言葉と対人距離について」
第10回言葉と社会コミュニケーション①
「日本語のバリエーション」

第11回言葉と社会コミュニケーション②
新しい比喩とコミュニケーション
「レトリック表現の意味」

第12回言葉と社会コミュニケーション③
言語行為とポライトネス
「依頼・勧誘・感謝・謝罪」の日本語

第13回文章・談話
「結束性のある談話と文体考察」
第14回総括
「日本語とコミュニケーション」
変わりゆくコミュニケーションを考える
授業の運営方法講義形式で進行します。
毎回、課題シートが配布されるので、自ら考え思索しまとめる作業をします。
当たり前に使っていた日本語を、しっかり構造や文化を再認識するところから、学びは深まります。
講義を聞くだけでなく、自ら考えをまとめるという積み重ねを実践していきます。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法毎回、課題シートに、レポートだけでなく、質問・感想・雑談コーナーを設けますので、自由に記述して下さい。
翌週、授業内で応対します。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
小論文・レポート 60% 課題シートの記述内容と理解度を評価します
その他 40% 最終回に総まとめの小レポートを出し、達成度で評価します
定期試験 0% 実施しません
テキスト テキストは使わないで、適宜、資料を配布します。
参考文献 適宜、指示します。
その他、履修生への注意事項 毎回の、積極的な授業参加が必要です。
課題シートがあるので、しっかり考え自分の言葉を紡ぐ演習課題もあります。


卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】
実務経験の概要 CMプランナー・CMデイレクターとして、テレビコマーシャルの演出・企画。
映画・テレビドラマ・ミュージカル等の脚本家・脚色。
劇場映画の映画監督、商業演劇の演出家。
等、エンターテイメント作品業界での実務経験を経て、大学教員。