科目名 | 言語社会研究(アジア) | |
担当者 | 荻野 千尋 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 現代韓国とのコミュニケーションの扉:圧縮成長がもたらした活気と情 | |
授業の達成目標 | アジアの中でも日本と最も近い地域の一つある「韓国」に暮らす人々の生活や言語、人間関係のあり方を、本講義で具体的な事例を通じて多面的、かつ広範囲に接することで、今後学生各自が韓国人と交流する際に、どのような部分に配慮すればより円滑なコミュニケーションがとれるかという指針を持てるようになることを目標とする。 |
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今年度の授業内容 | 本講義はアジアの中でも韓国の言語生活の背景となる社会について、歴史(現代史)、文化、人々の生活などを切り口に理解と知識を深める。具体的にまず、韓国の自然環境、食習慣、住環境、宗教文化、社会規範等の基本的な事柄を学ぶ。その上で、韓国に暮らす人々が特にこの40年間に起こった急激な社会変化にどう対応し、どのような特徴をもつ「場所」、「地域」及び現象等を生み出して来たのかについて「野外で皆と寛ぐ場所」、「広場における大同団結」、「マンション団地文化」、「教育的に好まれる地域」といったトピックを事例に眺めていく。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | ・シラバスで各週の講義テーマを確認し、テーマについて図書館やインターネットを利用して調べたり、疑問に感じたことをメモしたりしておく。 ・毎回の講義後、学修内容をノートに整理し、興味を持ったトピックについて更に図書館やインターネットを利用して調べる。 ・毎回の講義内容の中から、興味を持ったトピック1~2個について日本の場合と比較し、ノートに整理しておく。 合計60時間 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 毎回の講義で新たな内容を学修するだけでなく、期末レポートのテーマ探しを積極的にしながら1学期間を過ごすこと。具体的に、毎回の講義内容の中から特に興味を持ったトピック(1~2つ)に着目し、それと対比可能な日本の現象について ⑵新聞・SNS記事や統計等について、普段から収集・記録していく習慣をつけること。 |
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第1回 | ガイダンス及び、韓国の各地域と「韓国らしさ」について | |
第2回 | 自然環境とライフスタイル | |
第3回 | 現代韓国人の食習慣 | |
第4回 | 伝統家屋と暖房 | |
第5回 | 宗教文化 | |
第6回 | 社会規範①:儒教と大人輩 | |
第7回 | 社会規範②:プマシと分かち合い | |
第8回 | 野外で皆と寛ぐ場所①:野外で寛ぐ文化的背景 | |
第9回 | 野外で皆と寛ぐ場所②:世代交代と場所の変化 | |
第10回 | 広場における大同団結①:大同団結の系譜 | |
第11回 | 広場における大同団結②:現代の大同団結 | |
第12回 | マンション団地文化①:居住空間の変容 | |
第13回 | マンション団地文化②:「江南」開発と江南スタイル | |
第14回 | 教育的に好まれる地域 | |
授業の運営方法 | 毎回の講義運営はおおよそ次のような流れで行う。 ②テーマと関連した動画を教室のスクリーンで視聴する。(約20分) |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | ・毎回の授業開始時に前回のリアクションペーパー全体に対する講評や、質問への解説を行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 40% | 期末レポート |
授業参加 | 30% | 毎回のリアクションペーパーの提出 |
その他 | 30% | 毎回のリアクションペーパーの内容 |
テキスト | テキストは特に使用せず、講義で使用したPowerPoint資料の抜粋をTeamsの「クラスの資料」に掲示する。 |
参考文献 | 授業中に適宜紹介する。韓国の新聞の日本語版サイトやSNSなどを参考に、普段から韓国について関心を深めるとさらに良い。 |
その他、履修生への注意事項 | ・講義の運営や連絡は主にTeamsを通じて行います。履修希望者は1回目の授業までにポータルに掲示されたTeamsコードを確認し、Teamsへの登録を済ませて下さい。 ・講義開始時刻30分以降の入室は欠席とします。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】 |