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科目名言語社会研究(欧米)
担当者中尾 正史
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目欧米諸国の言語政策と言語文化
授業の達成目標欧米諸国の公用語問題、多言語状況などを社会言語学的に理解できるようになります。また、それぞれの国でどのような言語文化、音楽文化があるのか理解できるようになります。
今年度の授業内容欧米諸国の大部分がなんらかの言語問題を抱えている状況であり、公用語政策や様々な地域少数言語に関しての政策が考えられていることを映像資料を活用しながら解説します。また、欧米諸国でどのような言語文化や芸術文化が発展してきたかも考察します。音楽、文学、映画(ミュージカルも含む)も扱います。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について大学図書館には欧米関係の書籍が多くあります。扱う国に関しての基本情報を予習することが望ましい。(1時間)
復習として、下記の参考図書など、社会言語学関係書籍を読み進めることが望ましい。(1時間)
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項日常的に、新聞やテレビなどのニュースで欧米諸国の状況をよく理解しておくこと。
第1回ガイダンス 授業の進め方と成績評価についての説明など
第2回言語と文化の関係について
第3回ヨーロッパ諸国と北アメリカ諸国について
第4回インド・ヨーロッパ語族と語派について
第5回イギリスの言語と文化1 社会方言と地域方言について
第6回イギリスの言語と文化2 イギリスの地域少数減について
第7回アメリカの言語と文化1 英語公用語化運動について
第8回アメリカの言語と文化2 2言語教育の歴史と現状について
第9回フランスの言語と文化1 フランス文化とフランス語について
第10回フランスの言語と文化2 フランスの少数言語について
第11回ベルギーの言語と文化 言語戦争(フランス語対オランダ語の争い)について
第12回ロシアの言語と文化 ロシア語の現状と芸術文化について
第13回スペインの言語と文化 スペインの国全体の公用語と地域の公用語について
第14回総まとめ
授業の運営方法前回の授業の内容を理解しているかどうかの確認を行います。その後、当日の授業資料に従って、講義を進めます。資料の中にクイズ的な設問を入れてあり、近くに座っている学生同士で意見交換をしつつ回答してもらいます。その後、各国の言語状況や言語政策に関して説明します。最後に授業に関係する映像資料を視聴して理解を深めます。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法受講生全員に伝える場合は跡見ポータルで行います。学生からの質問で、私からの回答を希望する場合は跡見ポータルのQAを活用してください。レポートを課すことはありません。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 70% 内容の理解を問います。
授業参加 30% 積極的な発言を評価します。
小論文・レポート 0% 実施しません。
その他 0% なし
テキスト 使用しません。担当教員が毎回、資料を持参し配布します。
参考文献 河原俊昭編 (2002)『世界の言語政策』くろしお出版 (イギリスの章は中尾正史が執筆)
河原俊昭編・山本忠行編 (2004)『多言語社会がやってきた』くろしお出版 (中尾正史が5項目執筆)
木村正俊・中尾正史編 (2006)『スコットランド文化事典』

すべて大学図書館にあるので、購入する必要なし。
関連ページ とくになし。
その他、履修生への注意事項 「人間はどのような人とつきあっているかで判断される」ということばがあります。
座席は自由です。真剣に学ぶ気持ちの強い人の隣りに座ること。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】
実務経験の概要 とくになし。
実務経験と授業科目との関連性 とくになし。