科目名 | 異文化研究 | |
担当者 | 鈴木 武生 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 日本が台湾、朝鮮/韓国に与えた与えた近代化のインパクト、および現代における若者の価値観の形成 |
|
授業の達成目標 | 本授業では下記の三点を達成目標とする。 (1) 日本、台湾、朝鮮/韓国の歴史を理解する。 (2) 近代化を遂げた日本が両国の国民意識形成にどのように影響したかを考察する。 (3) 現在、3か国の若者世代がどのような価値観を共有し、まだどのような独自性を持つのかを比較考察する。 |
|
今年度の授業内容 | 本クラスでは、戦前の日本が台湾と朝鮮の植民地時代を通じて、両国にどのような影響を与えたかを考察するとともに、日本に対する両国の姿勢が大きく対照的な原因についても探る。また現代の日本人、台湾人、韓国人の若者の価値観についても比較する。 近代化の部分では、産業やインフラ整備ばかりでなく、儒教、皇民化政策、国民としての待遇、宗教、教育、言語政策などについても焦点を当てる。また戦後の日本と台湾および韓国の関係についても考察する。 教材は、現地人によるエッセイ、資料、画像、映像、映画などを多角的に使用する。 |
|
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 毎週事前課題と資料を配布するので、資料を読み課題の準備を行う必要がある。課題の提出は成績の評価対象とする。毎週1時間程度の準備時間が必要となる。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 週によっては課題のほかにテーマを決めて口頭発表を行うのでそれについて配布された資料とともに下調べを行っておく。 | |
第1回 | 日本の近代化 | |
第2回 | 日清戦争以前のオランダ時代の台湾、原住民と移民 | |
第3回 | 台湾の植民地政策、老台北、黄金の昭和10年代 | |
第4回 | 国民党時代、228事件、白色テロ時代 | |
第5回 | 日清戦争、末期の李氏朝鮮崩壊、 | |
第6回 | 朝鮮保護国化と日韓併合 |
|
第7回 | 三一運動、朝鮮の近代化政策 | |
第8回 | 戦後の日韓関係と反日アイデンティティの形成 | |
第9回 | 竹島問題、慰安婦問題、徴用工問題 | |
第10回 | 尖閣問題、少年工問題、年金問題 | |
第11回 | 戦後の対台湾支援、現代の台湾と日本の関係 | |
第12回 | 戦後の対韓国支援、現代の韓国と日本の関係 | |
第13回 | 台湾人と日本人 | |
第14回 | 韓国人と日本人 | |
授業の運営方法 | 単に教師が講義を行うだけではなく、各学生が順番に担当箇所を予習してきて発表し、他の学生はそれに基づいてディスカッションを行う。また必要に応じて参考資料を配布する。学生は毎回意見発表を求められる。 |
|
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 各回の発表内容について教員が講評および解説を行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 50% | 筆記 |
授業参加 | 20% | 発表、発言、ディスカッション |
小論文・レポート | 30% | 課題レポート |
テキスト | テキストはプリントコピーを配布する。 また配布資料のほか、映像、ビデオクリップ、映画なども使用する。 |
参考文献 | 必要に応じて指示する。 |
その他、履修生への注意事項 | 講義はインタラクティブ形式で行う。またグループによる演習やディスカッション、個人による発表も行う。 出席は毎回点呼を行う。遅刻は3回で欠席1回と見なす。遅刻は授業開始後30分までを遅刻とする。30分を超すと欠席となる。 課題予習は必須となる(「わかりません」の場合は授業参加点として加点されないため、テストが及第点でも単位が認定されてないことがある)。また私語が多い者、寝ている者、授業の妨害となる者は退室を命じる場合があるので注意。 成績評価の評価対象は出席率7割以上が基準となる。また出席のみが基準を満たしていても授業参加度、テスト、課題提出義務の基準を満たしていない場合は単位が認定されない場合があるので注意。 遠隔授業は基本的に行わないが、必要と認められる場合はZOOMを用いて行う。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】 |
実務経験の概要 | なし |
実務経験と授業科目との関連性 | なし |