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科目名コミュニケーション障害論
担当者三尾 眞由美
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目コミュニケーション障害の概要と最新の臨床事情について⼼理学・カウンセリング論的観点から学ぶ。
授業の達成目標精神疾患の診断基準の1つであるDSM-5には「コミュニケーション障害」があります。
さらに、以下のコミュニケーションの困難さに繋がる疾患があります。「発達障害」や「パーソナリティ障害」などです。それら、個人的要因だけではなく、困難さにつながる社会的要因も学びその対処方法について理解を深めることを目標とします。授業を受けた後にはコミュニケーションの達人になり建設的な人間関係を築けるようになることが目標です。

今年度の授業内容授業初回に受講者のコミュニケーションの困難場面をいくつか出してもらい、授業内容を参考に各自で調べ、その困難場面の解決方法を発表してもらう。授業を通じて様々な角度からコミュニケーションの障害について学ぶ。学問としてだけではなく自身の課題の克服を目指します。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について各回の授業で扱うテーマについては、第1回目の授業時にまとめる身の回りの実例をもとに構成します。自身のコミュニケーションの障害となっている要因について考え、その理論的背景を自分自身で理解し授業のなかで対処方法を発見するようにしてください。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項コミュニケーションには個人のパーソナリティが大きくかかわります。人前で発表を行うことは個人の成長に大きく寄与できますが個人的な内容に触れる内容を一切発表したくない人はあらかじめ伝えてください。個人の考えを尊重します。
第1回第1回:コミュニケーションとは?
第2回第2回:コミュニケーションの障害の理解
第3回第3回:コミュニケーションの分析
第4回第4回:自分の“クセ”を知ろう①
第5回第5回:自分の“クセ”を知ろう②
第6回第6回:発達特性とコミュニケーションの関係
第7回第7回:思考のクセ(主にネガディブ)とコミュニケーションの関係
第8回第8回:発達特性によるコミュニケーション障害の対処方法
第9回第9回:環境面のコミュニケーション障害の対処方法①
第10回第10回:環境面のコミュニケーション障害の対処方法②
第11回第11回:コミュニケーションスキルの向上
第12回第12回:コミュニケーションスキルの向上
第13回第13回:発表①
第14回第14回:発表②
授業の運営方法理論だけではなく実習ワーク・文献購読等を行い楽しくコミュニケーションできるように進めていく。自己の成長につながる授業にするための参加型の授業を目指す。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法毎回の授業でミニレポート(200字程度の感想と考察)を提出してもらいます。ポータルで回収し、後⽇、その中から特徴的な⾒解を紹介致し、補足は必要であれば行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 50% 小論文
授業参加 50% 授業中の課題発表、ミニレポート内容
テキスト 資料は授業時に配布します。
参考文献 必要に応じて、授業内で適宜指示する。
その他、履修生への注意事項 昨年までのコミュニケーション障害論の授業内容とは全く異なる内容となります。シラバスをよく読んで受講の取り組みをしてください。できる方は、なるべくコミュニケーション心理学も同時受講されることを推奨いたします。ゲストスピーカーを迎える準備をしています。その場合、授業スケジュールが変わる可能性があります。
出欠のとり方などは掲示で指示します。

卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】