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科目名現代コミュニケーション論
担当者鑓水 兼貴
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目若年層の言語使用について考える
授業の達成目標若年層の言語について、社会言語学、特に変異理論の側面から捉える。若年層の言語については、テレビやインターネットなどで常に話題となっているが、研究的視点から問題となることは少ない。授業では若年層の言語現象について解説を通じて、それらの現象を理解するだけでなく、それらの現象が持つ問題点についても考えられるようになることを目指す。
今年度の授業内容最初に若年層の言語を分析するための基礎知識について学び、つづいて主に時間の経過と言語使用の関係について考える。後半は若年層の言語現象について様々な観点から考える。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について扱う題材は一見すると簡単そうに見えるため、音声学・形態論・統語論などの言語学的知識がない場合、講義を聞いても浅い理解になり、授業目標を達成できない。受講にあたっては、なるべく言語学系の授業(日本語学や社会言語学など)を事前に履修していることが望ましい。
言語学系の授業を受講したことがある人は、以前の授業の復習を行って臨むこと。受講したことがない人は授業内容の理解が難しくなるため、授業の復習を欠かさないこと。毎回の授業の予習・復習には1時間程度必要である。
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項授業の復習を必ず行うこと。受講者である大学生は、論じる対象として当事者となる。そのため、授業期間中は日常的に言語に関して問題意識を持つように努めること。
第1回概要
第2回属性差
第3回場面差
第4回音声的現象
第5回語彙的現象
第6回文法的現象
第7回流行語
第8回意味変化
第9回言語規範
第10回地域差
第11回関西方言
第12回表記
第13回敬語
第14回外国語
授業の運営方法講義形式でおこなう。配布資料をもとに,口頭と板書で補う形をとる。


課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法電子メールを用いる予定
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 75% 授業内容の理解の確認と,実際の問題への応用力について評価する。
小論文・レポート 0% 実施しない
授業参加 25% 授業内で小課題を課す。授業内容の理解度や,授業で学ぶ理論に対する応用力などをみて評価する。
テキスト 必要に応じて、授業内で適宜指示する。


参考文献 必要に応じて、授業内で適宜指示する。


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その他、履修生への注意事項 授業への積極的な参加を求める。
遠隔授業になった場合はZoomによって授業を実施する。板書はZoom画面で行い、資料はPDFをポータルで配布する。出席は授業課題の提出(電子メール)で行う。遠隔授業時の詳細は授業当日にポータルで確認すること。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】