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科目名メディア言語論
担当者松浦 雅子
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目マスメディア、インターネット、SNS等のメディアの特性と歴史を理解し、メディア言語の変遷を俯瞰で捉える。
新しいデジタルメディアが、社会に及ぼす影響を考え、近未来のコミュニケーションのあり方を考察する。
授業の達成目標新しいメディア時代の変容を理解し、メディアによるコミュニケーションがどのように我々の社会生活に影響しているかを、グローバルな視点で理解できるようになる。
人とのコミュニケーションが、メディアやSNSによって変化していく中、コミュニケーションの本質を考え、より良き他者との関係性を築く方法を考えられるようになること。
デジタルメディア時代を、どう生きていくのか、自らの言葉で語り伝えられる基礎力を養うこと。




今年度の授業内容新聞・テレビ・ラジオ・雑誌の既存4大メディアが未曾有の危機に直面し、メディアやインターネット・SNSを巡るコミュニケーションモデルが、
地殻変動的な激変を見せている現代。
毎回、身近なメディアをテーマにし、まさにリアルタイムで変遷していくメディア状況を踏まえながら、課題に取り組みます。
新しいメディア革命がもたらす社会への影響を、メディア言語としての歴史を考えながら、考察していきます。
メディア新時代がもたらす、社会生活の大きな変容を、我々人類は、恩恵として受け止めていけるのか。
そんな論点を踏まえ、メディア言語から、近未来の他者とのコミュニケーションのあり方を追求していきます。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について①毎回、シラバスにあるテーマに関して、事前に情報収集を行い、しっかり考察しておく学習が、授業理解にとって重要になります。
②また、授業後には、授業内で消化できなかった課題をしっかりノートにまとめておいて下さい。        (合計 60時間)
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項全てのトピックスは、リアルタイムで、他人事ではなく自分の課題として、考えることができます。
課題の一つ一つに、能動的に取り組み、自分の言葉でまとめていくことが大事です。
そして、何より、いつも最新の情報収集をし、激変していくメディア環境に注意を向け、体系的に問題を捉えノートにまとめて下さい。

第1回メディア言語 ガイダンス
「今、メディア洪水の中にいる私たちの視点」
第2回メディアコミュニケーション戦略①
「越境していくメディアコンテンツと言語」
第3回メディアコミュニケーション戦略②
「広告の成り立ちとコミュニケーション」
第4回印刷から新聞まで
「メディアの知と近代ジャーナリズムのコミュニケーション言語」
第5回20世紀を代表するメディア「テレビ」を考える
「テレビ的コミュニケーションは終わるのか?」
第6回メディアイベント考察
「現代イベントのコミュニテイを考える」
第7回メディア・エンターテイメント
「現代の音楽・映画によるメディア言語の考察」
第8回メディアとスポーツイベント
「スポーツイベントによる社会コミュニケーション言語の威力」
ブランディング基礎と付加価値
第9回デジタル技術を基盤にしたメディアミクスの現在
「近未来のコミュニケーーションを考える」
第10回世界を席巻する動画配信サービス
「新・動画時代のメディア言語」
動画で全てを伝える時代がやってきた?
第11回コンテンツツーリズムとアニメコンテンツの成り立ち
「新コンテンツが経済を産み、世界のコミュニケーションを激変させる」
第12回メディアコンテンツと著作権
「デジタルの言葉に著作権はあるのか」
第13回最先端技術メディア考察
「近未来のメディア言語はどうなるのか」
第14回メディア言語論
総括
授業の運営方法講義形式で進行します。
毎回の課題シートに、自分で取り組み、自分の言葉で「メディア言語」に関する考察を小レポートとして記述してもらいます。
知識と情報の理解の上で、自ら「考え、書く」演習も入ってきます。
能動的かつ積極的な授業参加をして下さい。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法毎回、課題シートの中に、質疑応答・感想・雑談コーナーを設けますので、自由に記述して下さい。
翌週の授業の中で、応対します。
また、小レポートは毎回、ピックアップしたレポートを翌週シェアしていきます。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
小論文・レポート 40% 毎回の課題シートの考察の達成度を評価します。
その他 60% 最終回に総括のレポートを作成。授業理解の達成度と自ら新しい考察ができているかの評価をします。
定期試験 0% 実施しません
テキスト 適宜、資料の配布を行います。
参考文献 適宜、指示します。
その他、履修生への注意事項 毎週、課題シートが授業内で配布されます。
毎回、「書く」ということを行い、深く考察し提案していける力を養います。


卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】
実務経験の概要 CMプランナー・CMデイレクターとして、テレビコマーシャルの演出・企画。
映画・テレビドラマ・ミュージカル等の脚本家・脚色。
劇場映画の映画監督、商業演劇の演出家。
等、エンターテイメント作品業界での実務経験を経て、大学教員。