科目名 | コミュニケーション文化学研究入門F | |
担当者 | 宮津 多美子 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 2年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 異文化コミュニケーション研究から学ぶアカデミックライティング | |
授業の達成目標 | 研究入門Fでは、英語アカデミックライティングの基礎を踏まえてレポート・論文の作成法を学ぶ。授業では、テーマ選定(ブレインストーミング)、パラグラフライティング、アウトライニングなど、ライティングの基礎を実践的に学ぶとともに、異文化コミュニケーション関連の英語の学術論文を批評(クリティーク)するグループ課題を通して実際の研究手法・内容に触れる。さらに、ライティング課題を通して授業での学びを実践的に習得することを目指す。 【授業の達成目標】1. アカデミックライティングについて説明できる。 2. パラグラフやエッセイ*のスタイルやフォーマットについて説明できる。 3. 序論 (Introduction)、本論 (Body)、結論 (Conclusion) の形式や内容について説明できる。 4. アカデミックライティングの知識を利用して英語学術論文を読解・解釈・批評できる。 5. アカデミックライティングの基本を踏まえて英語エッセイを作成できる。 *この授業におけるエッセイ(essay)とは学術的な「小論文」(academic essay)を指す。 |
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今年度の授業内容 | 〇 パラグラフライティング、エッセイライティング等、アカデミックライティングを実践的に習得する。 〇 アカデミックライティングの基礎を学んだ上で、学術論文を読解・解釈・批評する課題を行う(グループ課題)。 〇 クリティークする論文は主に異文化コミュニケーション研究の分野から選択する。 〇 グループで読解・解釈・批評した英語論文のプレゼンテーションを通してクラスで学びを共有する。 〇 アカデミックライティングの基本を踏まえた上で、英語エッセイを作成する課題を行う(個人課題)。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 〇 事前に教科書の関連箇所を読み、内容を理解するとともに問題を解いておく(1時間/週)。 〇 授業後は内容を振り返り、復習ノートにまとめ、理解を深める(1時間/週)。 〇 グループ課題での分担作業(論文読解、クリティーク、発表準備等)を行う(1時間/週)。 〇 個人課題の英語エッセイを作成し、発表準備をする(1.5時間/週)。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 〇 グループ課題では協力して課題に取り組むこと。 〇 他グループが発表した英語論文も講読すること。 〇 個人課題の英語エッセイは計画的に進めること。 〇 エッセイについて発表できるよう準備すること。 〇 課題は期日内に提出すること。 |
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第1回 | ガイダンス&グループ分け・役割分担 | |
第2回 | Introduction: Process Writing | |
第3回 | Unit 1: Pre-Writing: Getting Ready to Write | |
第4回 | Unit 2: The Structure of a Paragraph | |
第5回 | Unit 3: The Development of a Paragraph | |
第6回 | Unit 4: Opinion Paragraphs | |
第7回 | グループ課題プレゼンテーション(Q&A、講評) | |
第8回 | Unit 5: Comparison/Contrast Paragraphs | |
第9回 | Unit 7: Problem/Solution Paragraphs | |
第10回 | Unit 8: The Structure of an Essay | |
第11回 | Unit 9: Outlining an Essay | |
第12回 | Unit 10: Introductions and Conclusions | |
第13回 | Unit 11: Unity and Coherence | |
第14回 | 個人課題プレゼンテーション(Q&A、講評) | |
授業の運営方法 | 〇 アカデミックライティングの基礎を学んだ上で、ライティング課題に取り組む。 〇 講義形式を基本とするが、ペア・グループワークも取り入れた双方向の授業を行う。 〇 パワーポイントスライドを用いた授業を教場で行う。 〇 グループ課題:英語論文の読解・解釈・批評を行い、授業で発表する。 〇 グループ課題では全メンバーが等しく貢献できるよう役割分担すること。 〇 個人課題:独自テーマの英語エッセイを作成し、プレゼンテーションを行う。 〇 出席確認は出席カードと授業コメントによって行う。 〇 遅刻・早退は30分まで。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 〇 グループ課題へのフィードバックは授業内で行う。 〇 個人課題の英語エッセイは提出期限後、授業で全体的な講評を行う。 〇 個人課題の個別フィードバックはポータルを通して行う。 〇 期末小テスト実施後、授業で解答・解説、講評を行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 40% | 個人課題(英語エッセイ、プレゼンテーション) |
授業参加 | 30% | リフレクションコメント、小テスト(ポータル)、授業内課題 |
その他 | 30% | グループ課題(英語論文クリティーク、プレゼンテーション) |
テキスト | Dorothy E. Zemach, Lisa Ghulldu, Writing Essays: From Paragraph to Essay (2nd edition), Macmillan Education, 2020, ISBN: 978-1-380-05924-6. |
参考文献 | 適宜、授業で紹介する。 |
その他、履修生への注意事項 | 〇 課題や授業に関する連絡はポータルで配信するため、ポータルには毎日アクセスすること。 〇 授業に関する質問や疑問があればポータルのQ&Aで担当教員に連絡すること。 〇 英語エッセイの評価基準(計24点)は以下の通り。 1. 内容・展開:文章には明確な主題があり、オリジナリティがある。 2. 構成:文章は序論、本論、結論の3部構成で、それぞれの部分が論理的に構成されている。 3. リサーチ(研究):情報や意見にはその証拠となる文献が引用されている。 4. 表現・文体:文体は首尾一貫していて、論旨も明確である。語彙力や表現力がある。 5. 技巧:語用・語法、文法等に誤りがなく、文章は注意深く校正されている。 6. タイムライン:期日内に提出した。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】 |