[戻る]
科目名コミュニケーション文化学研究入門E
担当者吉田 さち
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次2年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目コミュニケーションを科学する―質問紙調査法入門―
授業の達成目標この授業の達成目標は次の2つの能力を身につけることです。

(1) コミュニケーションに関する質問紙調査の結果を適切に解釈することができる。
(2) コミュニケーションに関する質問紙調査を計画・実施・分析することができる。
今年度の授業内容ことばと社会との関係について、質問紙調査(アンケート調査)を行い、明らかにすることを目的とした授業です。この授業で身につくことは、主に、(1)身近なことばの使用を客観的に分析する視点、(2)質問紙調査の方法論、の2点です。授業では、コミュニケーションに関するさまざまな質問紙調査の結果を読み取りながら、方法論について学びます。授業の後半では、受講生の気になるコミュニケーション(例:若者ことば、SNS上のコミュニケーション等)について、グループでオンライン調査を実施し、結果を分析してもらう予定です。また、3年次から始まるゼミに向けて、レポートやレジュメの書き方についても随時確認します。この授業を通じて、私たちにとって身近なことばを調査・分析することの面白さを味わってもらいたいと思います。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について質問紙調査のテーマになりそうな言語・非言語コミュニケーションの事例を出来るだけ多く収集しておくこと。教員の指示に従い、質問紙調査の作成・実施・分析などをグループのメンバーと協力して進めること。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項日常生活(例えば、家族や友人との雑談場面、SNSの使用場面、アルバイト先での接客場面など)で、周囲の人の使う言語・非言語コミュニケーションに関心を持ち、興味深い現象があれば記録しておきましょう。
第1回オリエンテーション—ことばの調査とは?—
第2回社会言語学的調査の読み取り(1)
第3回社会言語学的調査の読み取り(2)
第4回文献調査の方法(1)どんな文献があるか調べる
第5回文献調査の方法(2)調べた文献をまとめる
第6回質問紙調査の方法(1)調査の企画、質問紙の作成
第7回質問紙調査の方法(2)Google Formsの利用法
第8回質問紙の検討会(1)
第9回質問紙の検討会(2)
第10回質問紙調査の方法(3)集計・分析の方法
第11回質問紙調査の方法(4)図表の作成方法
第12回グループ調査の結果の発表(1)
第13回グループ調査の結果の発表(2)
第14回今学期のまとめ
授業の運営方法授業では、グループ単位で質問紙の作成・データ分析等の実践的な活動も行います。ぜひ積極的に参加してください。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法各回の発表内容に対して、教員が講評を行います。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
小論文・レポート 40% 期末レポート
授業参加 60% 小課題、宿題、グループ活動への参加度、発表
テキスト 独自に作成した資料を配布します。
参考文献 真田信治他編 (2021)『新版 社会言語学図集―日本語・英語・中国語・韓国語解説―』ひつじ書房
その他、授業中に指示します。
関連ページ 文化庁「国語に関する世論調査
その他、履修生への注意事項 【全般的な注意事項】
・遅刻や欠席をすると授業内容への理解やグループ活動等の妨げになるので、やむを得ない理由を除いては出席するようにしてください。
・単位修得には、2/3以上の出席と期末レポートの提出が必要です。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】