科目名 | コミュニケーション文化学研究入門A | |
担当者 | マック ,カレン | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 2年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 「モノ語り」モノ学とコミュニケーション | |
授業の達成目標 | 視覚的に情報が伝えられる様々な方法について、および、視覚的情報の読みとり方を学ぶ。絵は言葉で書かれていないが、絵そのものが物語っており、実際は絵だけではなくあらゆる「物」がモノ語っている。視覚的に、「意味」を伝えるためにはいくつかのテクニックがあって、そのテクニックについて考察する。とりあげるモノは柄・模様、浮世絵、着物、工芸品などである。学生は、モノ学とコミュニケーションについて学びながら、調べる力と考える力をレベルアップできるようになる。更に、ビジュアル方法で基礎的なコミュニケーションができるようになる。 | |
今年度の授業内容 | メモの取り方やアウトライン(あらすじ)の立て方、さらには情報の収集や理解のしかた、そして発表のやり方、論文の書き方を学ぶ。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前に提出する各回の授業資料の配付プリントを読み、質問などを予め整理しておく。授業終了後は、配付プリントや授業ノートを見直して自分なりにまとめ直し理解を深めておくこと。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 考えさせる授業なので、学生は授業の積極的に授業の準備をする必要がある。具体的には、レクチャーを理解するためにメモやアウトライン(あらすじ)を書く必要があある。授業で扱うテーマは次の授業のテーマ密接に関係してくるので、毎回出席すること。その際は、必ず電子辞書・辞典のアプリとプリント「授業資料」を持って来ること。 | |
第1回 | オリエンテーション(授業紹介・説明) | |
第2回 | コミ文化・モノ学とは | |
第3回 | モティーフのコミュニケーション(研究方法の説明) | |
第4回 | モティーフ コミのプロジェクト I (季節表現:卯月 - 皐月) | |
第5回 | モティーフ コミのプロジェクト II (季節表現:水無月 - 文月) | |
第6回 | モティーフのコミュニケーション まとめ | |
第7回 | 判じ物(イメージとテクストの視覚パズル) | |
第8回 | 学術リーディングスキルズの説明 |
|
第9回 | 学術リーディング 浮世絵 A(風俗画から浮世絵へ) | |
第10回 | 学術リーディング 浮世絵 B(版下絵師の登場)・C(中期の版画の進歩の段階) | |
第11回 | 学術リーディング 浮世絵 D(春信と錦絵の誕生)・E(春信以降の美人画&歌麿と写楽) | |
第12回 | 学術リーディング 浮世絵 F(広重と北斎)・G(歌麿派の美人画) | |
第13回 | 学術リーディング 工芸 A(琳派の工芸)・B(17世紀末-18前半の小袖) | |
第14回 | モノ学と着物コミュニケーション(まとめ) | |
授業の運営方法 | アウトライン(あらすじ)を作成、ディスカッションのやり方、プレゼンテーションの仕方、調べ方法、要旨(レジュメ)の作り方、レポートの書き方なども身に付ける。最後に、ひとりひとりが実際にレポートの具体的なアウトライン(あらすじ)を作成・発表し、全員でそれを合評する。また論述テストを書く。 |
|
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | ・各回の授業では、回答やフィードバックを行う。 ・プレゼンテーションの後、学生同士のお互いアドバイス・コメントと、教員のフィードバックを行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
その他 | 90% | グループ発表・論述式 テスト |
授業参加 | 10% | 授業態度・準備・宿題・他のグループワーク |
定期試験 | 0% | 定期試験を行わない |
テキスト | ・ワークブック(授業資料の配付プリント ) ・辞典の三点セット 1)国語辞典 * 2)古語辞典 * 3)a.俳句歳時記か、 b.ことわざ辞典のどちらか * *電子辞書か、辞典のアプリのどちらかがこの研究入門に必修なテクストになっている。 |
参考文献 | 辻 惟雄『カラー版 日本美術史 』(増補新装版)美術出版社 (2003) ISBN-10: 4568400651 早坂 優子『日本・中国の文様事典』視覚デザイン研究所 (2000) ISBN-10: 4881081500 尚学図書・言語研究所 『文様の手帖―図版と文献例とでつづる日本の文様』小学館 (1987)[M]中2階757/MO38 並木誠士監修『すぐわかる日本の伝統文様 : 名品で楽しむ文様の文化』東京 : 東京美術 (2006) [M]中2階757/N47 岡登貞治(編) 『文様の事典』東京堂出版(1989) 岩崎 均史『江戸の判じ絵 これを判じてごろうじろ』小学館 (2003) ISBN-10 : 4096261319 |
その他、履修生への注意事項 | 積極的に授業に係わること。 注意点 * 人数により学籍番号順に座らせる。 * 遅刻したら、マイナスポイントになり、20分遅刻したら、退去させる。 * 私語の多い者、教材不持参者、宿題未履行者は、その場で退室させる場合がある。 * 飲食禁止(ペットボトルOK) * ワークブック(授業資料の配付プリント )、A4リングファイル、電子辞書か・iPadか、USBを、必ず、毎回、持ってくること。 * カニング、またはコピペ(コピー&ペースト)が確認されている場合は、無効になる。 * 個人の提出(課題・テスト)も60%以上では無ければ不合格になる。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】 |