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科目名日本語コミュニケーション論
担当者斎藤 敬太
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目日本語でのコミュニケーションを様々な観点から捉える
授業の達成目標(1)日本語でのコミュニケーションの際に考えられる問題点が理解し、整理することができる。
(2)コミュニケーションに関わる理論を理解し、応用できる。
(3)在日外国人との日本語でのコミュニケーションについて具体例を挙げて説明できる。
今年度の授業内容この授業では、日本語でのコミュニケーションの際に起こり得る現象について、様々な観点から具体例を示しながら考える。そして多文化共生社会を考える上で重要な、日本でくらす外国人との日本語でのコミュニケーションについても考える。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について(予習)事前に授業資料などを読んで、疑問などを書き出しておく。
(復習)各回で授業内容の概要とコメントを書き、提出する。
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項普段のコミュニケーションで用いられる日本語の仕組みや使い方を意識し、積極的に言語学、社会言語学など関連分野に関する文献を読んでみること。
第1回オリエンテーション
第2回コミュニケーション上の問題点①音声
第3回コミュニケーション上の問題点②アクセント・イントネーション
第4回コミュニケーション上の問題点③拍と音節
第5回コミュニケーション上の問題点④ターン・テイキング、あいづち
第6回コミュニケーション上の問題点⑤語用論
第7回スピーチ・アコモデーション、ポライトネス・ストラテジー
第8回地域差とコミュニケーション
第9回世代差とコミュニケーション
第10回文字によるコミュニケーション
第11回外国人とのコミュニケーション①在日外国人の概要
第12回外国人とのコミュニケーション②共通言語としての日本語・やさしい日本語
第13回外国人とのコミュニケーション③方言
第14回振り返りとまとめ
授業の運営方法講義形式で授業を行う。授業内ではグループワークなどを通してより実践的にコミュニケーションについて考える。また、学生へ発言を求めることもあるので、積極的な参加を求める。
なお、履修者数や授業進度によっては計画を変更することがある。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法各回で適宜フィードバックを行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない。
小論文・レポート 50% 期末レポートを提出する。
授業参加 50% 授業内の活動や課題への取り組み状況により評価する。
テキスト 特になし。必要に応じて授業資料を配布する。
参考文献 東照二(2011)『社会言語学入門(改訂版)—生きた言葉のおもしろさに迫る』 研究社
田中春美、田中幸子編著(1996)『社会言語学への招待』 ミネルヴァ書房
多言語化現象研究会編(2013)『多言語社会日本』 三元社
ロング,ダニエル、斎藤敬太(2022)『言語景観から考える日本の言語環境―方言・多言語・日本語教育―』 春風社
関連ページ 授業内で適宜指示する。
その他、履修生への注意事項 この授業では外部講師(ゲストスピーカー)による講演や、校外見学(希望者のみに対し授業日以外の日に日本語学校見学・留学生交流、地域日本語教室見学など)を行う予定である。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】