科目名 | コミュニケーション文化概論 | |
担当者 | 斎藤 敬太 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 日本で暮らす海外にルーツを持つ人々を知る | |
授業の達成目標 | (1)日本で暮らす海外にルーツを持つ人々について、そのコミュニティについて具体例を挙げて説明できる。 (2)在日外国人コミュニティにおけることばを含めた問題点について理解し、その解決策を論じることができる。 |
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今年度の授業内容 | 日本では、様々な理由から、海外にルーツを持つ人々が暮らしている。この授業では、主に担当教員のフィールドワークで得られた経験談や写真を用いて授業を進め、この授業で取り上げる話題についてより身近で現実感のあるものとして捉えてもらい、多文化共生について考えるきっかけとなることを目指す。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | (予習)事前に授業資料などを読んで、疑問などを書き出しておく。 (復習)各回で授業内容の概要とコメントを書き、提出する。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 授業で得た知識を活かし、積極的に在日外国人に関する文献を読んでみること。 | |
第1回 | オリエンテーション | |
第2回 | 在日外国人の概要 | |
第3回 | オールドカマーのコミュニティ①在日中国人 | |
第4回 | オールドカマーのコミュニティ②在日コリアン | |
第5回 | ニューカマーのコミュニティ①中国帰国者、在日中国人、在日韓国人 | |
第6回 | ニューカマーのコミュニティ②インドシナ難民、在日ベトナム人 | |
第7回 | ニューカマーのコミュニティ③在日ミャンマー人、在日クルド人など | |
第8回 | 日系人(南北アメリカ・ハワイに渡った日本人、日本にやってきた日系人) | |
第9回 | 在日ブラジル人集住地域 | |
第10回 | 外国人集住地域と外国人散在地域 | |
第11回 | 外国人住民の言語環境①言語景観 | |
第12回 | 外国人住民の言語環境②言語サービス | |
第13回 | 日本で暮らす外国人に対する言語教育(日本語教育・母語教育・継承語教育) | |
第14回 | 振り返りとまとめ | |
授業の運営方法 | 講義形式で授業を行う。授業内ではグループワークなどを通してより実践的にコミュニケーションについて考える。また、学生へ発言を求めることもあるので、積極的な参加を求める。 なお、履修者数や授業進度によっては計画を変更することがある。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 各回で適宜フィードバックを行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない。 |
小論文・レポート | 50% | 期末レポートを提出する。 |
授業参加 | 50% | 授業内の活動や課題への取り組み状況により評価する。 |
テキスト | 特になし。必要に応じて授業資料を配布する。 |
参考文献 | ロング,ダニエル、斎藤敬太(2022)『言語景観から考える日本の言語環境―方言・多言語・日本語教育―』 春風社 真田信治編(2006)『社会言語学の展望』 くろしお出版 多言語化現象研究会編(2013)『多言語社会日本』 三元社 平高史也、木村護郎クリストフ編(2017)『多言語主義社会に向けて』 くろしお出版 ロング,ダニエル、中井精一、宮治弘明編(2001)『応用社会言語学を学ぶ人のために』 世界思想社 |
関連ページ | 授業内で適宜指示する。 |
その他、履修生への注意事項 | この授業では外部講師(ゲストスピーカー)による講演や、校外見学(希望者のみに対し授業日以外の日に朝鮮大学校見学・学生交流、地域日本語教室見学など)を行う予定である。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】 |