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科目名現代文化表現学演習IB
担当者佐藤　富雄
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目文化の社会学
授業の達成目標現代社会における文化表現を社会学やカルチュラル・スタディーズの枠組みから理解し説明できるようになり、社会学的な分析枠組みや研究手法を用いて具体的な作品や文化領域を研究できるようになることが目標です。論文作成などの学術活動に際して必要な研究倫理を身につける。
今年度の授業内容現代社会における文化を分析するための社会的視点、社会的枠組み、研究手法が身につくよう授業を進めます。社会背景、文化状況、技術的基盤などを通した「外側から」の理解ですが、作品やパフォーマンスを理解し、位置づけるための助けとなるはずです。
現代文化表現学演習IAでは、文化社会学における研究対象、研究手法について学びます。現代文化表現学演習IBでは、文化社会学やカルチュラル・スタディーズの研究枠組、基本原理を中心に扱う予定です。
また、秋学期を通して、学生それぞれのテーマにしたがって各自で研究を進め、卒業論文・卒業研究につながるレポートを作成するための指導も行います。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について指定されたテキストや資料を事前に十分に読んだ上で授業に参加すること。授業後は文献、資料の内容を自分なりにまとめ理解を深めておくこと。 合計15時間
自習に関する一般的な指示事項各自が選んだテーマにしたがって研究を進め、卒業論文・卒業研究につながる卒論準備論文（=秋学期末レポート）の提出を求めます。授業時間以外に研究、レポート作成のために相当数の時間が必要です。
第1回オリエンテーション、論文・レポートの作成について
第2回論文書式・卒論書式、「卒論準備論文構想」について（１）
第3回論文書式・卒論書式、「卒論準備論文構想」について（２）
第4回テキスト「複製技術の時代における芸術作品」講読・発表①
第5回テキスト「複製技術の時代における芸術作品」講読・発表②
第6回「卒論準備論文」：テーマ・構成についての報告（１）
第7回「卒論準備論文」：テーマ・構成についての報告（２）
第8回テキスト『消費社会の神話と構造』講読・発表①
第9回テキスト『消費社会の神話と構造』講読・発表②
第10回テキスト『消費社会の神話と構造』講読・発表③
第11回テキスト『消費社会の神話と構造』講読・発表④
第12回卒論準備論文（学期末レポート）に関する報告（１）
第13回卒論準備論文（学期末レポート）に関する報告（２）
第14回卒論準備論文（学期末レポート）に関する報告（３）、秋学期のまとめ、および４年次「演習Ⅱ」に向けた課題等について
授業の運営方法指定したテキストの講読発表を中心に授業を進めます。並行して、学生各自が選んだ作品や文化領域に関するレポートの作成と発表を求めます。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法レポート等の提出物の確認後、レポート等提出物の内容および形式に関する問題点、典型的な誤解などについての解説を行います。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 60% 学期末レポート、卒論準備論文
授業参加 40% 発表、発表レジュメ、授業中の発言
テキスト 受講生の関心領域、研究方法や知識の必要性を確認のうえ指定します。
参考文献 W.ヴェンヤミン 『複製技術時代の芸術（ヴァルター・ベンヤミン著作集２）』　晶文社 1970年
J.ボードリヤール著『消費社会の神話と構造』 紀伊国屋書店 1995年
井上俊・長谷正人編 『文化社会学入門−テーマとツール』 ミネルヴァ書房　2010年
井上俊編 『現代文化を学ぶ人のために』　世界思想社 2001年 2100円
ジョン・フィスク（山本雄二訳） 『抵抗の快楽：ポピュラーカルチャーの記号論』 世界思想社 1998年　
柏木博 『芸術の複製技術時代』（岩波　近代日本の美術９） 岩波書店 1996年
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】