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科目名デジタル表現実習
担当者伊藤 穣
開講期2023年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法実習
授業題目3DCGによるコンテンツ制作の基礎と実践
授業の達成目標3DCGを中心に、デジタルコンテンツを制作する力を身につける。また、そのことを通してデジタル表現の利点や課題を掴む。
今年度の授業内容Windows PCにおける3DCG制作方法について、複数のソフトウェアを取り上げ、制作課題に取り組む。さらに、それらを統合したコンテンツを制作する。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について授業では、前回の授業で学習した内容を習得している前提で説明を行う。そのため、授業で学習した内容を、30分以上、復習して技術と知識を身につけておく。 合計7.5時間
自習に関する一般的な指示事項授業ではフリーソフトを扱う場合が多いので、自分が所有しているPCにも同じソフトをインストールし、数日にわけて復習を行う。自宅のPCが活用できない場合は、大学のPC教室を利用する。
 第1回オリエンテーション
授業の進め方、使用するソフトウェアの紹介、irfanViewと画面のスクリーンショットの活用
 第2回3DCG制作(1) 
Blenderの基本操作 その1:画面構成の理解、視点の操作方法、メッシュの移動、拡大/縮小、回転
MikuMikuDance その1:視点移動、モデルの読み込み、ボーンの移動・回転によるポージング、ファイルの保存方法
 第3回3DCG制作(2)
Blenderの基本操作 その2:トランスフォームの適用、編集モードにおける操作(点、辺、面の選択、ベベル、ループカット、押し出し等)、原点の設定、かんたんなモデリング
MikuMikuDance その2:アクセサリの利用、簡単なアニメーションの制作(ジャンプ、サイドステップ等)
 第4回3DCG制作(3)
Blenderの基本操作 その3:モディファイアの利用、プロポーショナル編集、マテリアルの設定、簡単なキャラクターのモデリング
MikuMikuDance その3:モデル・アクセサリ・モーションのダウンロード、カメラワーク、動画の書き出し
 第5回3DCG制作(4)
Blenderの基本操作 その4:シェーディングの基礎、やや複雑なマテリアルの設定、テクスチャの利用、ライティングの基礎、画像の書き出しと設定、簡単なモデリング(食べ物)
MikuMikuDance その4:表情の制御、自然に歩かせるモーションの制作
 第6回3DCG制作(5)
Blenderの基本操作 その5:UV展開、原点の微調整、ペアレントの設定、簡単なアニメーションの制作
音声ファイル編集ソフト Audacityの基本的な使い方
 第7回3DCG制作(6)
Blenderによるモデリング課題その1:3DCGで部屋を制作 その1
Studio One の基本操作 その1:起動、MIDIによる音楽制作の基本

 第8回3DCG制作(7)
Blenderによるモデリング課題その2:3DCGで部屋を制作 その2
Studio One の基本操作 その2:Vocaloidの利用
 第9回3DCG制作(8)
Blenderによるアニメーション制作 その1:モデルへのボーンの組み込み、ウエイトの設定
 第10回3DCG制作(9)
Blenderによるアニメーション制作 その2:ポーズモードを用いたアニメーションの制作、動画の書き出しと設定
動画編集ソフト AviUtlの利用 その1:基本操作(新規プロジェクトの作成、設定、コンテンツの読み込み、フィルター、動画の書き出し)

 第11回3DCG制作(10)
Blenderの応用 その1:アセット、ジオメトリノード等の活用
動画編集ソフト AviUtlの利用 その2:中間点の利用、メディアオブジェクトの利用)

 第12回3DCG制作(11)
Blenderの応用 その2:物理演算の基礎、パーティクル

 第13回3DCG制作(12)
Blenderの応用 その3:他のソフトウェアとの連携
期末課題の制作計画の立案
 第14回期末課題制作の実践(1)
 第15回期末課題制作の実践(2)
授業の運営方法Windows PCで動作するソフトウェアを用いて授業を行う。Blender、MikuMikuDance、AviUtl、Studio Oneなどのソフトの使い方について解説する。学生は、毎回、例題をもとに技術を身につけ、提出課題に挑む。パソコンの操作や、CGなどの予備知識がなくとも取り組めるように、基礎から説明する。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法提出された課題について、全体的な傾向や注意点について次回授業において指摘する。例として学生が提出した作品を全体に示す場合もある。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 0% 実施しない
授業参加 60% 授業中の課題について、達成度に応じて評価する。
その他 40% 期末課題で制作するデジタルコンテンツについて、与えた条件をどれだけ満たすかで評価する。
テキスト 授業時に電子ファイルで配布する。
参考文献 指定しない。
関連ページ 指定しない。
その他、履修生への注意事項 授業ではWindows PCで動作するソフトウェアを用いる。自宅にWindows PCがない場合は、大学のPC教室などを利用して課題に取り組む。なお、一部のソフトウェアにはMac版が存在する。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】