[戻る]
科目名デジタル表現実習
担当者大久保 博樹
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法実習
授業題目デジタル形式の写真と映像、配信型音楽も含めたデジタル音声の基本について、その処理と表現方法を実習形式によって学ぶ。
授業の達成目標1. デジタルコンテンツの制作の基本的環境を説明できる。
2. デジタルの静止画像に対する基本的なレタッチ処理・加工ができる。
3. 配信型音楽などのデジタル音声のファイル形式と特性を理解し、基本的な音声処理ができる。
4. デジタル映像のコンテンツ特性を理解し、編集作業を通して完成度を高められる。
5. デジタルコンテンツの共有形式について環境に合わせた選択ができる。
今年度の授業内容パソコンのノンリニア編集によるデジタル映像・音響の処理と加工によって、ワークフローと表現技法を学ぶ。デジタル表現に求められる知識と基本技能を、段階的な課題制作によって習得していく。
令和6年度は、デジタルの静止画像(レタッチ)、デジタル音声(N.R.・EQ、MA)、デジタル映像(制作と編集)を柱として、それぞれの特徴と課題を確かめながら、完結した表現として完成させていく意義と方法について実習形式で学ぶ。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について次回の授業内容の概要もしくはポイントを説明しますので、予習としてその指示に従った学習準備をしてください。授業後はPCやソフトウェアの操作や処理に関するスキル的なことを整理してください。その処理のポイントを整理して次回の授業にのぞむようにしてください。 合計7.5時間
自習に関する一般的な指示事項パソコンの操作、ソフトウェアの使い方は復習して身につけておくこと。また、動画や映画、音楽、スマートフォン等による写真撮影などについて、気づきや印象をメモしておくこと。
第1回イントロダクション:デジタルコンテンツの制作と表現
第2回デジタル表現と技術:パソコンによる処理と実際
第3回デジタル静止画像:写真撮影による表現(構図・撮影・解釈)
第4回デジタル画像と処理(基本のレタッチ・見栄えの改善・変形)
第5回デジタル画像と表現(エンハンスメント・事実と真実)
第6回中間のまとめ:課題作成による理解と習得技能の確認
第7回デジタル音響と編集(1) 音の基本処理(波形・サンプリング・量子化・スペクトラム)
第8回デジタル音響と編集(2)配信型のデジタル音楽の特徴と処理(バンド・EQ)
第9回デジタル音響と編集(3)映像と音声(MAによる編集-映画『STAR WARS』の例)
第10回デジタル映像表現(1)映像のノンリニア編集/タイムライン・カット・モンタージュ
第11回デジタル映像表現(2)映像表現における0.2秒/トラジション・タイトル処理・仕上げの編集
第12回デジタル映像表現(3)映像のための音声トラック処理/MA・クロスフェイド・丸め・レベル設定とピーク
第13回デジタル映像表現(4)プロジェクトの共有(書き出し・ファイル形式の選択)
第14回まとめと講評:デジタル時代の表現の可能性と課題
授業の運営方法各テーマにおける授業時のタスクをパソコンと専用ソフトによって実習形式で取り組むことで、基本的な知識と用語並びに実践的な処理を学ぶ。授業内課題の提出も実施する。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法リアクション・ペーパーや質疑へのフィードバックを、全体もしくは個別に対して適宜行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない。
小論文・レポート 40% テーマごとの課題提出と課題の目標の達成度とで評価
授業参加 20% 各授業での課題への取り組みとその内容(理解度)による評価
その他 40% 最終課題の提出要件(形式・期限・必須処理・完成度)から総合的に評価
テキスト 開講時に指示する。
参考文献 授業中に指示する。資料はPDF形式のデジタルデータを中心に適宜配布する。
関連ページ
その他、履修生への注意事項 ・PCを利活用し、各テーマに関する課題のタスクに取り組んでもらいます。パソコンの使用と活用に関する基本的なスキルについては、初年度の情報リテラシー系の科目内容に準じますが、確認をしておいてください。
・課題の内容や回数は、シラバス掲出の授業回数とは異なります。
・成績評価は、テーマごとの課題作成と提出、その提出要件による成果物内容、最終課題の完成度と併せて評価します。
・実習の成果物を保管したり、データや資料を次の実習時に使用できるようUSBメモリが必要です。少なくとも16GB以上(32GB以上を推奨)の、できるだけ新しいUSBメモリを毎回持参してください。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】