科目名 | 現代文化表現学特殊講義(社会)B | |
担当者 | 要 真理子 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 近現代社会における都市と自然の表象 | |
授業の達成目標 | 私たちをとりまく環境の変化についてアートを通じて考察することで、歴史や他者の考えを踏まえたうえで私たちと環境の関係や理想的な社会のあり方に関する自分なりの意見を発言できるようになる。 | |
今年度の授業内容 | 17世紀ヨーロッパにおける「風景」の発見、18世紀中葉の産業革命、19世紀の科学技術の進歩、20世紀末のインターネットの普及等々――私たちをとりまく環境は近代化=都市化を通じて確実に変化してきた。こうした環境の変化がそれぞれの時代のアートにどのように表象されているかを紹介し、そこに提示されている諸問題を分析する。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 1)中間報告に向けて、都市に関して自分の関心のあるテーマを探す。 2)中間報告のテーマを示すのに最適な画像1枚と配布用のレジュメを用意する。 3)中間報告の内容を発展させて、課題レポートを作成する。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 不明な用語等を調べる際に、執筆者が匿名のWikipediaや、ブログ、 ツイッターなどの個人が発信するサイトに記載された情報を鵜呑みにしないようにしましょう。信頼できるサイトは授業内で紹介します。 | |
第1回 | 導入:キーワードと各自の関心の所在を確認 | |
第2回 | 自然と都市、そして「風景」の発見 | |
第3回 | 近代都市の誕生 | |
第4回 | ヨーロッパ都市の形成(1) 修道院と大聖堂 | |
第5回 | ヨーロッパ都市の形成(2) 産業革命と地方都市 | |
第6回 | ヨーロッパ近代都市と郊外(1) ロンドン | |
第7回 | ヨーロッパ近代都市と郊外(2) パリ | |
第8回 | 中間報告の提出・講評 | |
第9回 | 芸術家による都市計画 未来派とバウハウス | |
第10回 | 近代主義と近代化 アメリカの高層ビル | |
第11回 | 都市空間のなかの芸術(1) 公共的空間 | |
第12回 | 都市空間のなかの芸術(2) アイデンティティと多様性 | |
第13回 | グローバル・ヴィレッジ | |
第14回 | 全体討論:空間的座標軸=風景、景観、環境、時間的座標軸=過去、現在、未来、課題レポートの提出 | |
授業の運営方法 | 学生が現代社会のなかで関心のある事例を表象文化のなかから見つけ出し、レポートを作成していただきます。その過程で中間報告を実施します。授業開講中に1回程度、ゲストスピーカーによる講義を計画しています。授業の進行状況によっては予定が変更となる場合があるので必ず授業での指示とポータルの掲示を確認してください。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 各授業での質問については、同日、ないし翌週の授業の冒頭で回答し、中間報告については、当日の議論に基づいた全体講評を用紙にまとめて配布する。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
小論文・レポート | 50% | 課題レポート: 授業の内容を理解し、独自の考えを論理的に示すことができるかを評価基準とする。 |
授業参加 | 50% | 課題レポートの中間報告。各回の意見・感想も参考にす る。 |
参考文献 | 授業中に適時紹介する。たとえば、仲間裕子・ハンス・ディッケル編『自然の知覚』三元社、ISBN: 978-4883033546、アラン・コルバン『風景と人間』藤原書店、ISBN:978-4894342897、マーシャル・マクルーハン『グーテンベルクの銀河系』みすず書房、ISBN:4622018969、ハンス・ベルティング『イメージ人類学』平凡社、ISBN: 978-4582702842、ウィンダム・ルイス著、要真理子訳『カリフのデザイン』水声社、2024年など。 |
その他、履修生への注意事項 | 提出物の内容と形式、授業意欲を総合して判断します。提出期限は厳守のこと。学生便覧に記載されている公欠の条件を満たす場合を除いて、提出期限後のダウンロードや提出し忘れに関する相談には応じません。PowerPoint資料は配布しません。授業録画、撮影は一切禁止します。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】 |