科目名 | 現代文化表現学特殊講義(身体)A | |
担当者 | 山本 博一 | |
開講期 | 2025年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業形態 | 対面(全回対面) | |
オンライン実施回 | — | |
全回対面 | ||
授業題目 | 身体とモノが密接に関わって創出される表現とデザイン |
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授業の到達目標 | 「身体と身体に密接するモノ」との関わりから創出されるデザインと表現についての知識習得と現状の理解から、今後「身体と身体に密接するモノ」によってどのような表現やデザインが創造されて、どのような文化が形成されていくのか、独自の考察をふまえて論述できるようになることが本授業の目標となります。 |
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今年度の授業内容 | まずは身体を活用した歌劇などの古典的な表現と前衛的な取り組み、デザイン作品などについて地域・生活文化の視点で考察します。つぎに人形浄瑠璃や人形パフォーマンスなどの人形という「モノに託された身体表現とデザイン」について、感情の表現手段という観点から考察します。そしてウエアラブルデバイスや義肢装具、パワードスーツなどについて生活の視点で考察していきます。これらの考察を踏まえた上で、独立したモノが身体の分身となるアバターの現状と可能性について解説します。状況に応じて招聘した専門家の意見をうかがう機会をもつ場合があります。また授業の進行状況等により予定は変更されることがあります。 |
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準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 予定を参照し講義でとり上げる表現手段や分野について事前に調べ、ノートを作成しておくこと。講義受講後はそのノートを加筆修正し理解を深めること。 | 1回平均約190分 |
自習に関する一般的な指示事項 | SF映画などで設定されているヒトとモノが関わるデザインや表現について、メモを取り溜めていくといいでしょう。 |
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授業の特徴(アクティブラーニング) | リアクションペーパー/レポート | |
第1回 | ガイダンス:さまざまな身体表現の概要 さまざまな身体表現1:歌劇(前半) |
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第2回 | さまざまな身体表現2:歌劇(後半) |
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第3回 | さまざまな身体表現3:歌舞伎 |
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第4回 | さまざまな身体表現4:舞踊 クラシックバレエ、その他バレエ |
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第5回 | さまざまな身体表現5:身体表現のTVCMへの応用ほか |
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第6回 | さまざまな身体表現6:サーカス、ライブ、ダンス、まつりほか |
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第7回 | モノに託された身体表現・デザイン1:人形劇 |
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第8回 | モノに託された身体表現・デザイン2:人形浄瑠璃 |
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第9回 | モノに託された身体表現・デザイン3:アート集団 |
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第10回 | 授業内研究課題1(レポートを提出):モノとともに表現する意義と可能性について | |
第11回 | 身体機能と協業するデザインと身体表現1:ウエアラブルデバイス |
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第12回 | 身体機能と協業するデザインと身体表現2:義肢装具、パワードスーツ |
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第13回 | 身体表現の新たな可能性:アバター、遠隔操作ロボット |
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第14回 | 授業内研究課題2(レポートを提出):モノとの協業における身体表現と文化 総括 |
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授業の運営方法 | 講義形式の授業です。「身体と身体に密接するモノ」との関わりから創出されるデザインの具体的な例について映像素材をもちいて考察していきます。設定されている授業内研究課題は前提講義後に取り組みます。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 特徴的な見解の紹介や典型的な誤解について授業内での解説、または添削してフィードバックします。授業内研究課題2は希望に応じて対応します。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
小論文・レポート | 50% | 出題時に明示します |
授業参加 | 50% | リアクションペーパー |
定期試験 | 0% |
テキスト | 必要に応じて資料を配布します。 |
参考文献 | 演劇研究の核心:人形浄瑠璃・歌舞伎から現代演劇、法月敏彦著、八木書店古書出版部、2017 日本の人形劇ー1867-2007、加藤暁子著、法政大学出版局、2007 トコトンやさしいウェアラブルの本 キーテクノロジーと活用分野がわかる!、塚本昌彦著、日刊工業新聞社、2021 自在化身体論ー超感覚・超身体・変身・分身・合体が織りなす人類の未来、稲見昌彦ほか著、エヌ・ティー・エス、2021 メタバース進化論ー仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界、ねむ著、技術評論社、2022 |
その他、履修生への注意事項 | 授業では映像素材をあつかうので、欠席された場合はご自身での視聴がのぞまれます。授業内課題が設定されている日はPCをご持参ください。 欠席日のリアクションペーパーは、当日のシラバステーマで自習し提出できます(ただし文頭に「欠席したこと」を必ず記載すること)。状況に応じて招聘した専門家の意見をうかがう機会をもつ場合があります。 授業の進行状況等により予定は変更されることがあります。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】 |