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科目名現代日本のアートと批評
担当者要 真理子
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目現代日本のアートと批評
授業の達成目標

書かれた批評、他人の見解に関して、自らの意見を提示できるようになること、ならびに、さまざまなアートを考察対象としつつ、主観的な鑑賞体験を客観的に記述できるようになることを目指す。

今年度の授業内容

芸術作品は個人ないし集団によって制作され、一定の文化的なバイアスを備えた社会を流通し、そして特定の背景を持つ個人によって受容される。これらの局面のどこに着目するかによって、また書き手の文化的・社会的な立場に応じて、これまでさまざまなタイプの批評言説が生み出されてきた。この授業では、近現代のアートとそれにまつわる批評言説を手がかりとし、そこから透かし見られる同時代の思想や文化を通覧する。

準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間についてホワイトボードの板書やパワーポイントの撮影、録画、録音は禁止します。授業ノートに重要事項を記録するだけでなく、関心をもった固有名詞なども記録し、用語を調べたり復習するようにしてください。
予習、あるいは復習は、授業1回につき、1時間を必要とする。
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項授業中に紹介した作品画像等パワーポイント資料は原則として配布しないので、必ず授業ノートにメモし、関心のある作品、事例、文献に関しては、各自、図書館で調べたり、美術館で見学したりしてください。その際、テレビやインターネットよりも、新聞、書籍といった紙媒体のメディアを優先して活用するよう心がけましょう。
第1回

ガイダンス(授業方法等の確認)

第2回

近現代日本美術の流れ

第3回

高村光太郎「緑色の太陽」の意義

第4回土方定一と戦後美術
第5回瀧口修造とシュルレアリスム
第6回岡本太郎「黒い太陽」
第7回針生一郎「ポップ・アート前後」
第8回中原佑介「ポップ・アート論の周辺」
第9回東野芳明「色彩の発見」
第10回藤枝晃雄とフォーマリズム美術批評
第11回李禹煥ともの派
第12回

21世紀の批評の地平(1)時評

第13回

21世紀の批評の地平(2)メタ批評

第14回

まとめ、批評文の作成

授業の運営方法毎回、視聴覚教材を使用します。レジュメは配布しますが、PowerPoint資料は配布しません。授業録画、撮影は一切禁止します。授業内でコメント(筆記・発言)を求めることがあります。最終授業日に講義全体を振り返り、作品について批評文を作成していただきます。批評文の作成に際しては、自筆ノートのみ持ち込み可とし、タブレット、スマホ、参考書の一切を持ち込み不可とします。不定期に授業ノートのチェックをします。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法質問については、次の回の授業冒頭で解説します。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
小論文・レポート 70% 履修生自身でこちらで指定する造形芸術作品について批評文を作成する。自筆ノート以外持ち込み不可
授業参加 10% 授業コメント(記述、発言等)を参考にする。
その他 20% 授業ノートを評価する(不定期にノートチェックを行う)。
参考文献

適時、紹介する。

その他、履修生への注意事項 本授業開講中に1回程度、ゲストスピーカーによる講義を計画しています。進行状況によっては予定が変わる場合があるので必ず授業での指示とポータルの掲示を確認してください。不定期に授業ノートを見せていただきますので、毎回、忘れずにノートをお持ちください。最終授業回で作成していただく批評文については、第一回のガイダンスで説明します。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】