[戻る]
科目名アート・プロデュース論
担当者大島 徹也
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目「アート」を「プロデュース」する
授業の達成目標特に美術館学芸員の多様な職務について学び、「コレクション作り」「展覧会企画」「図録作成」「ギャラリートーク」「広報」などに必要な知識を身に付ける。そのほか、画廊や芸術祭での展示のキュレーション、アーティストたちとの協同プロジェクト、審査展などにおけるアーティストの推薦・審査等についても学び、さまざまな「アート・プロデュース」の形態や方法についての理解を深める。
今年度の授業内容まずは美術館学芸員の仕事について重点的に考察していきます。その後、画廊、芸術祭、アートフェア、審査展などについて考察していきます。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について通常の意味での予習は特には必要ありませんが、展覧会のチラシやチケット(使用済み可)、図録など、「何か探して次の授業時に持ってくるように」という指示が何回か出ますので、その際は適切なものを探して持ってくるようにしてください。復習としては、「参考文献」に示してある書籍の中で、その日の授業で習ったトピックと関連のある部分を、自分で探して読んで、授業内容に対する理解を深めてください(毎回、トータル10分程度)。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項日常的に美術館や画廊、芸術祭、アートフェアなどを訪れるようにしてください。そして、本授業で学んだ観点からアート・プロデュースの現場を見て考えるようにしていってください。
第1回オリエンテーション
第2回美術館学芸員の仕事1:調査研究
第3回美術館学芸員の仕事2:収集
第4回美術館学芸員の仕事3:保存
第5回美術館学芸員の仕事4:展示(常設展)
第6回美術館学芸員の仕事5:展示(企画展)
第7回美術館学芸員の仕事6:展示(小プロジェクト)
第8回美術館学芸員の仕事7:教育普及
第9回美術館学芸員の仕事8:広報
第10回画廊
第11回アートフェア
第12回芸術祭
第13回審査展等
第14回アーティストたちとの協同
授業の運営方法教室で講義を行います(部分的に演習形式を取り入れる回も、いくつかあります)。


課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法授業内で出す小課題:
いくつか特徴のあるものを抽出して、授業内で講評を行います。

期末レポート:
フィードバック希望者は、提出後に教員に連絡してください。
個別に対応します。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
小論文・レポート 60% 期末レポート1本
授業参加 40% 授業参加態度(いくつかの小課題を含む)
テキスト なし。
参考文献 美術館・博物館系の参考文献:
大堀哲・水嶋英治編著『博物館学I―博物館概論、博物館資料論』学文社、2012年。
大堀哲・水嶋英治編著『博物館学II―博物館展示論、博物館教育論』学文社、2012年。
大堀哲・水嶋英治編著『博物館学III―博物館情報・メディア論、博物館経営論』学文社、2012年。
大堀哲・水嶋英治編著『博物館学IV―博物館資料保存論・博物館実習論』学文社、2013年。
栗田秀法編著『現代博物館学入門』ミネルヴァ書房、2019年。
『ミュージアム・マネージメント学事典』日本ミュージアム・マネージメント学会事典編集委員会編、学文社、2015年。
関連ページ なし。
その他、履修生への注意事項

卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】
実務経験の概要 2008年4月~2013年3月:愛知県美術館 学芸員
2013年4月~2015年3月:愛知県美術館 主任学芸員

主な展覧会企画/監修:
・「生誕100年 ジャクソン・ポロック展」(愛知県美術館・東京国立近代美術館、2011-12年)
・「バーネット・ニューマン:十字架の道行き―レマ・サバクタニ」展(MIHO MUSEUM、2015年)
実務経験と授業科目との関連性 本科目の担当教員が美術館学芸員として得た知識や経験をもとに、「アート」をどのように「プロデュース」していくか、本科目で講義していきます。