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科目名女性と文化表現
担当者山本 博一
開講期2025年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業形態対面(全回対面)
オンライン実施回
全回対面
授業題目

女性と文化・表現・デザイン

授業の到達目標

女性にとどまらない多様な性にかかわる文化の理解から、現代の女性とデザイン・表現について、独自の考察をふまえて論述できるようになることが本授業の目標です。

今年度の授業内容

文化・デザイン・表現をテーマにジェンダー論やフェミニズムの知見がら論じていきます。特に現代における「女性を対象として創造されたデザイン」の背景や経緯、「女性が自ら創造したデザイン・表現」を主導した人物に焦点をあて、交差性の議論も踏まえながら多様化している文化表現について考察します。状況に応じて招聘した専門家の意見をうかがう機会をもつ場合があります。また授業の進行状況等により予定は変更されることがあります。


準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について予定を参照し、講義でとり上げるテーマについて調べノートを作成しておくこと。講義受講後はノートを加筆修正し理解を深めること。 1回平均約190分
自習に関する一般的な指示事項

女性とかかわるデザインや表現といえる身近な事柄について、日頃から考察し、授業での事例との比較から見解が述べられるようにしておいてください。

授業の特徴(アクティブラーニング)リアクションペーパー/レポート
第1回ガイダンス:現代日本のデザイン・表現と儀礼における性差
第2回過去の遺物や芸術作品からみえてくる性差
第3回現代の多様な「性」に対する概念
第4回

女性を対象として創造されたデザインの考察:住まい、建物ほか、病院、インテリアなど

第5回

女性を対象として創造されたデザインの考察:商業施設、店舗など

第6回女性を対象として創造されたデザインの考察:移動手段、公共交通機関、装身具など
第7回

授業内研究課題1(レポートを提出):「女性を対象として創造されたデザイン」について

第8回女性が自ら創造したデザイン・表現:デザイナーと衣服
第9回女性が働く環境:建設現場やオフィスなど
第10回女性が自ら創造したデザイン・表現:プロジェクトと主導者1(自動車メーカーほか)
第11回女性が自ら創造したデザイン・表現:プロジェクトと主導者2(化粧品メーカーほか)

第12回女性が自ら創造したデザイン・表現:プロジェクトと主導者3(出版業界ほか)

第13回女性が自ら創出したデザイン・表現:現役デザイナーやアーティストなどのゲストスピーカーによる講義
第14回授業内研究課題2(レポートを提出):「女性と文化表現」について
総括
授業の運営方法

講義形式の授業です。テーマごとに画像や資料を用いて解説します。後半では招聘したゲストスピーカーに、社会での自身の経験と表現などについて語ってもらい、授業で紹介した事例などと比較考察できるようにします。設定されている授業内研究課題は前提講義後に取り組みます。

課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法特徴的な見解の紹介や典型的な誤解について授業内での解説、または添削してフィードバックします。授業内研究課題2は希望者のみに対応します。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
小論文・レポート 50% 出題時に明示します
授業参加 50% リアクションペーパー
定期試験 0%
テキスト 必要に応じて資料を配布します。
参考文献

国立歴史民俗博物館監修『新書版 性差の日本史 (インターナショナル新書)』集英社インターナショナル 、2021

グレース・ボニー著『自分で「始めた」女たち 「好き」を仕事にするための最良のアドバイス&インスピレーション』海と月社、2019

三橋順子著『これからの時代を生き抜くためのジェンダー& セクシュアリティ論入門 』辰巳出版、2023
その他、履修生への注意事項 授業内課題が設定されている日はPCをご持参ください。
欠席日のリアクションペーパーは、当日のシラバステーマで自習し提出できます(ただし文頭に「欠席したこと」を必ず記載すること)。
状況に応じて招聘した専門家の意見をうかがう機会をもつ場合があります。
授業の進行状況等により予定は変更されることがあります。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】