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科目名マンガ・イラスト制作基礎実習
担当者中村 葵
開講期2025年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数1単位
授業の方法実習
授業形態対面(全回対面)
オンライン実施回
全回対面
授業題目トランスレートしながら描く
授業の到達目標この授業は、イラストレーション制作を通じて、情報を多角的に分析し、それを基に具体的な視覚表現を構築することを目標とします。いくつかのプロセス、課題を経ることで、視覚表現がいかにして抽象的な情報を再定義し、意味を拡張するかを実践的に学びます。イラストレーションが持つ表現の幅広さや作用を理解するとともに、テーマに対する意図を効果的に伝えるためのプロセスを学びます。与えられた課題(依頼)に対して自身の視点をどのように作り出せるかも課題となります。
今年度の授業内容物語、音楽、設定などのテーマを基にした3つの課題を通じ、イラスト制作を行います。課題ではアイディア出し、ラフ制作、本制作、プレゼンテーションまでのプロセスを経験し、それぞれのテーマに応じた情報の選択やビジュアル化の手法を学びます。最終課題では「架空の未来の〇〇」の〇〇に入る言葉を自由に設定し、これまでに学んだスキルや分析力を活かした作品を完成させます。また、作品について言語化し、フィードバックを受けることで、自身の思考やアウトプットに多角的な視点からみることを目指します。
準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について・画材や機材を揃え、使用感や使い方を確認しておくこと。

・課題1の題材となる宮沢賢治「おきなぐさ」を読んでおく事(下記に参考URLがあります)

・授業時間内で作品が完成しない場合は、授業外でも制作を行い、完成できるようにしてください。
1回平均約45分
自習に関する一般的な指示事項自身の興味のあるイラスト表現、アウトプットの傾向を把握し、自主制作を行うこと。画材や機材の特性を掴み、操作に慣れておくこと。
授業の特徴(アクティブラーニング)プレゼンテーション
第1回授業概要の説明・物語課題の説明
第2回物語課題:「《おきなぐさ》からワンシーン選び描く」 アイディア出し・ラフ制作
第3回物語課題:ラフ選出と本制作開始
第4回物語課題:提出・発表・フィードバック
第5回音楽課題:「選んだ楽曲のジャケットを描く」の説明・アイディア出し・ラフ制作
第6回音楽課題: ラフ選出・本制作
第7回音楽課題:提出・発表・フィードバック
第8回設定課題:  「架空の未来の〇〇」の説明・テーマ決定・アイディア出し
第9回設定課題:設定の決定・ラフ制作
第10回設定課題:ラフ選出・仮制作
第11回設定課題:仮制作版の発表・フィードバック
第12回設定課題:最終調整
第13回設定課題:提出・発表1・フィードバック
第14回設定課題:発表2・フィードバック
授業の運営方法授業は対面。アイディアや描写、構図などについて対話を繰り返し、制作を進めていきます。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法課題毎に完成作品のフィードバックを行います。授業内での発表や課題の提出は必ず行ってください。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
その他 70% 作品の達成度
授業参加 30% 制作を計画的に行えるか
テキスト 宮沢賢治「おきなぐさ」https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/1085_47131.html
その他、履修生への注意事項 ・技法はアナログ・デジタル問いませんが、自身が授業時間内・外で制作を進められる画材・機材であることを条件とします。
必ず授業中に制作を行えて、指導が受けられる技法にしてください。また、授業内で時間が足りない時は、授業外で制作を行い完成できるようにしてください。

・画材や機材、ソフトは学生自身での準備が必要となるので注意してください。

・アナログの画材を選ぶ人は、汚れても良い格好をし、テーブルの養生を行ってください。
デジタルの人は充電を十分に行い、授業開始時には使用できる状態で持参してください。

・課題作品を授業内で必ず提出し、発表を行ってください。成績は、作品の達成度(70%)と授業への参加度(30%)で評価します。未提出・未発表の無いようにしてください。

卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】