科目名 | デザイン文化論 | |
担当者 | 山本 博一 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | デザイン文化 |
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授業の達成目標 | 近代から現代のデザイン様式やデザイン運動についての知識習得 モノや空間の「デザイン」について「社会との関わり」の観点から考察できるようになる |
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今年度の授業内容 | 1850年頃から20世紀後半までのモノや空間の「デザイン」と「デザイン様式」や「デザイン運動」について、当時の「生活や社会との関係」を読み解いていきます。デザインの「用途」以外の観点から歴史上の出来事などと関連づけながら解説します。デザイン史にかかわる知識の習得とデザインとして創出された造形からその意味や背景を探る力を養います。状況に応じて校外見学や、招聘した専門家の意見をうかがう機会をもつ場合があります。また授業の進行状況等により予定は変更されることがあります。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前に配布する資料および授業計画に目を通して予習し、講義受講後は配付プリントやノートを見直して自分なりにまとめ直し理解を深める。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 日頃から、身近にあるモノや空間の造形(かたち・いろ・素材)について観察し、自分なりにその造形の理由を考える癖をつける。 |
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第1回 | ガイダンス:「デザイン文化論」の概要と授業運営について |
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第2回 | 産業革命後のデザインとウイリアム・モリスのデザイン | |
第3回 | 「装飾」をキーワードとした19C末頃のデザイン1:グラスゴー派、アール・ヌーボー | |
第4回 | 「装飾」をキーワードとした19C末頃のデザイン2:ユーゲント・シュティル、ウィーン分離派 |
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第5回 | 「装飾」をキーワードとした19C末頃のデザイン3:アントニオ・ガウディ | |
第6回 | 授業内研究課題1(レポートを提出):「装飾」をキーワードとしたデザインについて | |
第7回 | 「産業」をキーワードとした20C前半のデザイン1:ドイツ工作連盟・バウハウス | |
第8回 | 「産業」をキーワードとした20C前半のデザイン2:デ・ステイルほか | |
第9回 | 「産業」をキーワードとした20C前半のデザイン3:アール・デコほか | |
第10回 | 「社会」をキーワードとした20C前半のデザイン:ロシア構成主義ほか |
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第11回 | 「国際化」をキーワードとしたアメリカ20C前半デザイン1:エディトリアルデザイン | |
第12回 | 「大量生産」をキーワードとしたアメリカ20C前半デザイン2:プロダクトデザイン | |
第13回 | 20C後半のデザイン1:国民性やアイデンティティとデザイン |
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第14回 | 授業内研究課題2(レポート提出):19C末-20C前半のデザイナーとその作品について |
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授業の運営方法 | 講義形式の授業です。事前に示した配布資料にもとづいて解説します。設定されている授業内研究課題は前提講義後に取り組みます。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 特徴的な見解の紹介や典型的な誤解について授業内での解説、または添削してフィードバックします。授業内課題2は希望に応じてポータルでフィードバックいたします。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
小論文・レポート | 50% | 出題時に明示します |
授業参加 | 50% | リアクションペーパー |
定期試験 | 0% |
テキスト | 特になし。必要に応じて資料を配布します。 |
参考文献 | 近代から現代までのデザイン史入門、トーマスハウフェ著、薮享訳、晃洋書房、2007 近代家庭機器のデザイン史、面矢慎介著、美学出版、2020 国際デザイン史―日本の意匠と東西交流、デザイン史フォーラム編、思文閣出版、2001 |
その他、履修生への注意事項 | 授業内研究課題1が設定されている日は、2B程度の鉛筆と消しゴム、赤青のボールペンを持参してください。授業内課題2が設定されている日はPCをご持参ください。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】 |
実務経験の概要 | 設立したデザイン会社での公共施設を主とした空間デザイン、その他デザイン全般に関わる実務経験があります。 |
実務経験と授業科目との関連性 | 公共施設の空間デザインなどの「生活文化」の観察を通じた実践・実務、それを背景とした研究教育の内容が本授業科目と関連します。 |