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科目名現代メディア表現論
担当者伊藤 穣
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目映像表現における様々な技術を理解する
授業の達成目標人類が培ってきた様々な映像技術について、それぞれの特徴や歴史的な経緯について幅広く知識を身につける。そうして得た知識をもとに、映像について考察し、記述する力を身に着ける。
今年度の授業内容特撮、ストップモーション・アニメーション、ロトスコープ、CGなど、特殊な技法による多様な映像を取り上げ、そこで用いられる技術とその意味について解説する。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について授業内で扱った映像作品について、テレビや動画配信サービス等を利用して、合計4時間以上、授業内容を踏まえて視聴すること。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項授業内で取り上げた映像か、あるいはそれに関連する映像を、必ず週に1作品以上視聴し、考察すること。
第1回授業の概要説明、少人数制作による映像制作
第2回CG以前の映像技術:スクリーンプロセス、光学合成、ストップモーションアニメーション、アニマトロニクスなど
第3回CG技術の黎明期:『トロン』から『ジュラシック・パーク』まで
第4回CG技術の発達期:『フォレスト・ガンプ』から『少林サッカー』まで
第5回ストップモーション・アニメーション(1):『ミトン』から『コープス・ブライド』まで
第6回ストップモーション・アニメーション(2):デジタル技術との融合
第7回様々なアニメーション技術:パラパラ漫画、影絵、油彩など
第8回ロトスコープ(1):『白雪姫』から『惡の華』まで
第9回ロトスコープ(2):『坂道のアポロン』『花とアリス殺人事件』など
第10回邦画とCG(1):近年の作品における表現の拡張
第11回邦画とCG(2):近年の作品における表現の拡張
第12回特撮ヒーローと日本文化(1):歌舞伎、能などの厳冬芸能との関わり
第13回特撮ヒーローと日本文化(2):デジタルによる物語性の変化、時代の反映
第14回新しいメディア表現と映像技術
授業の運営方法毎回、4作品程度を主に取り上げ、内容について解説すると同時に、授業内容について考察するレポート課題を出す。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法提出されたレポートをもとに、授業時や配付資料においてコメントや質問への回答を行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 30% 3000字程度の期末レポートにおいて内容の充実度を評価する。
授業参加 70% 毎回の提出課題について、授業内容をどれだけ踏まえているかをもとに、充実度を評価する。
その他 0%
テキスト 教科書は使用しない。必要な資料は授業時に配布する。
参考文献 指定しない。
その他、履修生への注意事項 普段、目にする機会の少ない映像を多く取り上げるが、好みの問題を超えて、教養として関心を持って接してほしい。鑑賞会ではないので学生個人の"好き嫌い"については一切考慮しない。また、アクションシーンなど、刺激の強い映像を視聴する場合もあることに留意すること。なお、ホラー映画は扱わない。

期末には3000字程度のレポートを課すほか、毎回、授業内でレポートを記述することになるので、書く力を身に着ける授業であることを強く意識しておくこと。

提出された課題を出席としてカウントする。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】