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科目名舞台芸術と身体表現
担当者川島 京子
開講期2025年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業形態対面(一部オンライン)
オンライン実施回
第8回
授業題目舞台芸術の歴史と現在
授業の到達目標洋の東西・ジャンルを問わず出来るだけ多くの舞台芸術に触れ、その経験を通して感性を磨くこと。さらには、それを学問的に捉え直し、それぞれの歴史や特性を理解し、自分なりのアプローチで新たな発見ができるようになる。
今年度の授業内容現在、我々がこの日本で観ることのできる舞台芸術は、オペラ劇場でやられるオペラやバレエ、また、歌舞伎や人形浄瑠璃、能、狂言といった日本の伝統芸能、さらに小劇場でやられている現代演劇やコンテンポラリーダンス、商業劇場でやられているミュージカル、宝塚など沢山のものがあります。授業ではそれぞれの表現方法の特性や、その背景にある、歴史的、文化的、政治的コンテクスト、他の芸術ジャンルとのつながりなど、皆さんのこれまでの知識をフル活用して、広い視野からのアプローチの中で沢山の発見をしていただき、舞台芸術や身体表現への理解、さらには将来の可能性につなげていってほしいと思っています。
舞台芸術は、再現不可能な一回性の芸術です。さらに、「劇場」と「演者」、そして「観客」という3者があって成立する芸術です。つまり観客は「舞台芸術が成立する絶対条件」。この授業では、実際の舞台を観て考察することを課題にするつもりです。
準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について各回の授業で扱うテーマについて、あらかじめ下調べをし授業に臨むこと。
また、毎回、授業の最後にまとめとして5,6問の質問を設定します。それをヒントに授業内容を振り返り理解を深めておくこと。
1回平均約190分
自習に関する一般的な指示事項この授業では、各自、実際の舞台を観に行きレポートを執筆することが課題となります。
詳細は初回授業でお話いたします。
授業の特徴(アクティブラーニング)リアクションペーパー/ミニテスト/レポート
第1回イントロダクション(本講義の目的と概要)
第2回舞台芸術の誕生と本質  ディオニソス崇拝とギリシャ悲劇
第3回西洋の身体と日本の身体
第4回ジャンル研究①西洋演劇 シェ―クスピアの世界
第5回ジャンル研究②オペラ オペラの歴史と現代性
第6回ジャンル研究③バレエ バレエの特権的身体と作品
第7回ジャンル研究④日本の伝統芸能 能楽の世界
第8回ジャンル研究⑤日本の伝統芸能 歌舞伎の世界
*オンデマンド回
第9回ジャンル研究⑥ミュージカル ブロードウエイとウエストエンド
第10回宝塚と日本 宝塚歌劇の歴史と特徴
第11回アニメの舞台化 2.5次元ミュージカルの可能性
第12回日本の現代演劇とミュージカル
第13回芸術と非芸術 商業主義と芸術性の間の多様性
第14回半期学習内容のまとめ、確認テスト
授業の運営方法映像を使用した講義。
参加者はプリントを参照しつつ講義の理解に努め、毎回コメントシートを提出する。

課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法コメントを回収後、次回授業内、または、MicrosoftTeams、メールなどで質問や誤解に対する解説を行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 25% 実際の舞台を鑑賞してのレポート。独自のテーマ、アプローチで考察し、興味深い結論を導き出せているか。
授業参加 50% 授業参加への積極性、コメントシートの提出。
その他 25% 第14回目の授業中に到達度をはかる確認テストを実施。
評価内容(評価方法、評価基準4) 第14回目の授業中に到達度をはかる確認テストを実施。
テキスト 毎回プリントを配布(掲示)します。
その他、履修生への注意事項 提出物はMicrosoftTeamsを使用する予定です。
また、オンライン授業回はMicrosoft Teamsを使用してのオンデマンド授業を行います。授業動画、資料は、当日までにアップします。出席はコメントシート(もしくは課題)の提出をもっていたします。チームコードほか詳細は初回の授業でお知らせいたします。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】