科目名 | 現代文化概論 | |
担当者 | 西原 麻里 | |
開講期 | 2025年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業形態 | 対面(全回対面) | |
オンライン実施回 | — | |
全回対面 | ||
授業題目 | とくに女性が担い手である現代文化の特徴と諸問題を、学術的な視点から捉える | |
授業の到達目標 | ①現代のさまざまな文化現象、とくに女性が主体的に参加する文化を、学問として批判的に捉えることができる。 ②学術的な理論を正確に理解し、それを活かしてポピュラーカルチャーやサブカルチャーを分析することができる。 ③毎回の復習課題にて、自分の考えを言葉にして具体的かつ論理的に述べることができる。 |
|
今年度の授業内容 | この授業では、現代文化の特徴や問題について学術的に考察する力を身につけるために、文化研究の基礎的な理論や視点を学ぶ。現代のポピュラーカルチャーやサブカルチャー、とくに女性の参加が中心となるメディア文化を題材に、それぞれの文化現象がどのように成立し、またどのような問題が含まれているのかを、文化研究の手法をもちいて検討する。 毎回の授業後に復習課題(リアクションペーパー)を提出する。 |
|
準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 準備学修 ※2時間程度 授業で指示された「次週テーマに関する資料」を読解すること。 事後学修 ※2時間程度 授業で指示された「復習課題」に取り組むこと。授業で学んだことをノートにまとめること。 |
1回平均約190分 |
自習に関する一般的な指示事項 | 授業内で紹介された作品や参考文献について調べること。 また、授業で学んだ理論や課題を身近な事例に引きつけて考えてみること。 |
|
授業の特徴(アクティブラーニング) | リアクションペーパー/レポート | |
第1回 | 現代文化のとらえ方:都市・消費・情報というキーワード | |
第2回 | 都市文化:都市/郊外の空間と「都市的な生活様式」 | |
第3回 | 消費文化:消費社会と「消費する主体」のあり方 | |
第4回 | 情報文化:メディアの送り手・受け手とメッセージの読解 | |
第5回 | グローバル文化:グローバリゼーションとローカルな文化の関係 | |
第6回 | 文化と権力:ステレオタイプとエスニシティ | |
第7回 | 文化と権力:ジェンダーとフェミニズム | |
第8回 | 文化と権力:恋愛と性(セクシュアリティ) | |
第9回 | 文化と権力:映像から読み解く現代文化の諸相(1) | |
第10回 | 文化と権力:映像から読み解く現代文化の諸相(2) | |
第11回 | 文化の実践:メディアを駆使した「カワイイ」カルチャー | |
第12回 | 文化の実践:ポスト「カワイイ」の時代 | |
第13回 | 文化の実践:ファンダムとファンのメディア | |
第14回 | 文化の実践:岡崎京子作品から読み解く現代文化の諸問題 | |
授業の運営方法 | パワーポイントを使用した講義形式で実施する。授業の資料はPortalで配布するので、事前に各自で印刷やPC等へのダウンロードをおこない準備すること。 授業でのノートの取り方は、ペーパー/デジタルのどちらでも自由である。 |
|
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 復習課題(リアクションペーパー)のコメントや質問を次回授業で紹介し、教員から回答する。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
授業参加 | 50% | 復習課題(リアクションペーパー)の内容 |
小論文・レポート | 50% | 学期末レポートの内容 |
テキスト | 授業内で適宜指示する。 |
参考文献 | 井上俊編著『全訂新版 現代文化を学ぶ人のために』世界思想社、2014年 吉光正絵・池田太臣・西原麻里編著『ポスト〈カワイイ〉の文化社会学:女子たちの「新たな楽しみ」を探る』ミネルヴァ書房、2017年 その他は授業内にて紹介する。 |
その他、履修生への注意事項 | 現代の文化は一つの見方だけでは把握できない。積極的にさまざまな「おもしろそうなこと」に飛び込み、幅広く詳しい、また正しい知識を得てほしい。 SNSの伝聞情報ではなく、事実として確認できること(または自らが実際に見たこと・聞いたこと)をベースに考えてほしい。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】 |