科目名 | 文化表現基礎論 | |
担当者 | 副島 善道 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 芸術ジャンルの類型化を行い、文化表現の方法を知る。 |
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授業の達成目標 | さまざまな分野に拡散する文化的表現、たとえば美術も音楽も文学もこうした表現であるし、さらに映画もコンピュータグラフィックスもアニメーションもその下位概念となる。これらのジャンルを学問的に扱う意味を明確にし、“現代文化表現学科”で行うすべての研究の方向がどのような意義を持っているのかを自覚することができる。 |
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今年度の授業内容 | 1:表現される文化を扱う方法として、空間的な視野と時間的な視野の二つを区別し、両面から斯学へアプローチする。2:その終端におかれる現代の文化表現の状況を、先述の二面性に基づいて実際に確認する。3:以上を通じて確認される文化表現は拡散された状況下にあるので、それをどのようにして学問に収斂させるかの方法を確認する。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | テキストの講読と理解の他、作品鑑賞もまた簡単な実作もここには要求されるので、1週間当たりに授業時間と同程度(90-100分)の予習・復習が必要と心得ること。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 実際の講義内容は具体的に作品に沿って展開する。また、先に述べた通り、実際の模擬作品の制作も行う。理論と実際とが遊離しないように、つねに芸術全体に関心を払い続けてほしい。 |
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第1回 | 全体テーマ確認・空間芸術と時間芸術 |
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第2回 | 空間の体験 |
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第3回 | イデアの外の空間 |
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第4回 | 空間はどこにある |
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第5回 | 絵画と空間 1;透視図法 |
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第6回 | 絵画と空間 2;舞台と遠近法 |
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第7回 | 映像における空間表現 |
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第8回 | 絵画と映画 |
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第9回 | 形式としての時間芸術 |
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第10回 | 音楽における時間の誕生 |
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第11回 | 映画の芸術的価値について |
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第12回 | 音楽と映画、美術と映画 |
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第13回 | 映画の中の時間表現 |
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第14回 | 文化表現における「芸術」の位置づけ |
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授業の運営方法 | 芸術は人間の営為の最高の表現、これが講義のバックボーンである。このことを理解できるように講義を進めるので、参加する学生諸君も、つねにこのことを確認してほしい。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 提出された作品等は返却します 必ず受け取ってください |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
小論文・レポート | 40% | |
定期試験 | 60% |
テキスト | 副島善道著 『芸術学の基礎』 授業研究会出版 2019年 入手方法=大学の副島研究室(2号館6階)で頒布いたします。詳細はポータルの掲示また授業時にお伝えします。 |
参考文献 | 時機に応じた図書を授業中に紹介します。 |
関連ページ | Yoshimichi SOEJIMA in Youtube http://www.youtube.com/watch?v=ae2cNk4qNvM |
その他、履修生への注意事項 | 芸術全般への深い敬意と関心、これがすべて。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】 |