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科目名卒業論文・卒業研究
担当者栗田 秀法
開講期2023年度春学期、2023年度秋学期
科目区分集中講義
履修開始年次4年
単位数2単位
授業題目卒業論文・卒業研究の完成に向けて
授業の達成目標履修者が、論理的で水準の高い内容の卒業論文(卒業研究)を完成させることが授業の最終目標である。
今年度の授業内容大学における学修の集大成たる卒業論文(卒業研究)の執筆にかかわる事項について、担当者は履修者に適切な助言、指導を与える。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について設定した研究テーマに不可欠な基本的な文献を渉猟し、新たな論点を打ちだすべく、論文の修正、改訂を不断に行うこと( 最低2時間を充てる)。
自習に関する一般的な指示事項Google Scholar 、CiNii 学術情報ナビゲータ[サイニィ]等の検索サイトで、必要な学術論文を入手すること。
指導内容春学期・秋学期を三期(4月~6月、7月~9月、10月~12月)に分け、それぞれ「執筆のための準備期間」(当初ガイダンス。履修生各自が設定した研究テーマに不可欠な基本的な文献の紹介する。論文作成にあたって注意すべき諸点についての確認を行う)、「執筆期」(従来の研究と一線を画すあらたな視点、あらたな論点を打ちだすことを念頭に、収集した文献の精密な読み込みと自説の構築を目指すように指導する)、「推敲と訂正期」(ほぼできあがったそれぞれの論文を、表現、内容の両面において吟味させつつ添削を加え、提出に備える)として、しかるべく指導を行う。

授業の運営方法各研究にとって不可欠の基本的な文献の紹介を行い、あわせて論文作成にあたって、注意すべき諸点について確認する。具体的には、従来の研究と一線を画すあらたな視点、論点を打ちだすことが可能かどうかをあらかじめ検討するように指導。春学期は、ひと月に2回程度の割合で、各自の卒論テーマに即したノート作成、問題点の整理を求める。夏休みには、それぞれ第一稿の作成に取り組むように指導。秋学期は、春学期と同じく、月2回程度の割合で、第二稿、第三稿と論文を精錬させるべく指導する。12月の提出前2週間で、ほぼできあがった論文について、表現、内容の両面において添削指導を行う。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法月2回程度、提出される予定の卒論にかかわる進行報告についてコメントを付して返却する。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
その他 100% 各学部の卒業論文・卒業研究審査基準に則り、総合的に評価する。
テキスト とくに使用しません。
参考文献 『増補新装カラー版西洋美術史』(美術出版社)
『増補新装カラー版20世紀の美術』(美術出版社)『オックスフォード西洋美術事典』(講談社)
「西洋美術の歴史」(全8巻)中央公論社
「世界美術大全集 西洋編」(全28巻)小学館
池上英洋『西洋美術史入門』『西洋美術史入門 実践編』(ちくまプリマー新書)
マイナー『美術史の歴史』ブリュッケ

沼崎一郎『はじめての研究レポート作成術』(岩波ジュニア新書)


関連ページ 美術文献ガイド(東京国立近代美術館) 

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