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科目名人文学演習IIB
担当者栗田 秀法
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次4年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目西洋近代美術史の研究
授業の達成目標履修者は、19世紀から20世紀までの美術史のなかから、各自の興味と関心に応じて欧米の代表的作例や顕著な事例(絵画、彫刻、写真、建築、デザイン等)をとりあげ研究・考察する。作品の造形的特質を的確につかみ言葉に表すスキルを向上させるとともに、当該の時代の美術についての基本的かつ重要な文献の輪読を行い、その吟味検討をつうじて、西洋近代美術の基礎的視座の獲得に努める。最終的には、自らの言葉によって、研究の成果を第三者に対して明快に解説できるようになる。論文作成などの学術活動に際して必要な研究倫理を身につける。
今年度の授業内容担当教員が講述するにふさわしいと判断した具体的事例の紹介・解説、ならびに受講者の研究発表、さらに基本文献の輪読をとおして、西洋近代美術についての受講者の深い理解を促すことができればと考えている。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について担当教員が行う事例紹介の内容については、関連する文献等を参照して、十分な理解を得るようにしてください(2時間程度)。また、受講者の研究発表については、あらかじめレジュメを用((3時間程度)し、その内容が履修者に周知されるように、事前に担当教員まで提出してください。担当教員は、履修者にたいしてポータルを通じてこれを配布します。 合計15時間
自習に関する一般的な指示事項授業でとり上げた作品(作品)については、書籍やインターネット等でつねに確認するようにしてください。
第1回秋学期授業のガイダンス、対話による鑑賞の実践
第2回担当者の事例紹介と文献講読
第3回担当者の事例紹介と文献講読
第4回担当者の事例紹介と文献講読
第5回担当者の事例紹介と文献講読
第6回担当者の事例紹介と受講者の研究発表
第7回担当者の事例紹介と受講者の研究発表
第8回担当者の事例紹介と受講者の研究発表
第9回担当者の事例紹介と受講者の研究発表
第10回担当者の事例紹介と受講者の研究発表
第11回担当者の事例紹介と受講者の研究発表、文献講読
第12回担当者の事例紹介と受講者の研究発表、文献講読
第13回担当者の事例紹介と受講者の研究発表、文献講読
第14回担当者の事例紹介と受講者の研究発表、文献講読
授業の運営方法「担当教員による事例紹介」と「受講者の研究発表」を交互に行うことを基本とするが、随時、必要な範囲で文献講読も組み入れる。受講者の人数により適宜変更する。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法提出されたレポートについては、コメントを付して返却する予定である。
学期中に美術館見学の学外授業(日)を実施する予定。
当番で展覧会紹介や読書案内をしてもらう予定。
卒論で扱った作品の豆本を製作してもらう予定。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
小論文・レポート 100% 各自の研究課題に即した小論文の内容に応じて評価を行うが、授業時の発言や取り組みの姿勢も勘案する。
テキスト 三浦篤『近代から現代へと続く問いかけ(西洋絵画の歴史3)』 小学館101ビジュアル新書
参考文献 『増補新装カラー版西洋美術史』(美術出版社)
『増補新装カラー版20世紀の美術』(美術出版社)『オックスフォード西洋美術事典』(講談社)

三浦篤『名画に隠された「二重の謎」』(小学館101ビジュアル新書)

三浦篤『まなざしのレッスン ②西洋近現代絵画』東京大学出版会
永井隆則編『探求と方法 フランス近現代美術史を解剖する : 文献学,美術館行政から精神分析・ジェンダー論以降へ』(晃洋書房)
若桑みどり『イメージの歴史』(ちくま学芸文庫)
関連ページ The Met Collection(メトロポリタン美術館)  
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】