[戻る]
科目名工芸実習C(空間演出)
担当者柴田 眞美
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法実習
授業題目空間の造形的理解および生活空間を演出する工芸作品の制作
授業の達成目標普段何気なく過ごしている生活空間をあらためて「造形的空間」として理解した上で、身の回りや美術館にある工芸作品について興味を持ち、具体的な空間を想定してその「空間を魅力的に演出する工芸作品」を制作し、提案することができるようになる。
今年度の授業内容1.実際に出会った美しい空間をヒントに、あるいは抽象的に、紙をカットしたピースを立体的に組み合わせて魅力的な空間モデルを作成し、効果的に光をあて、それをデッサンして「造形的空間」を理解する。
2.その後、具体的な生活空間を想定し、その空間を美しく演出する「工芸的作品」をコンセプトを設けて制作し、演出効果を学び、空間演出の提案を行なう。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について意識して、生活空間の魅力についてリサーチしてください(町歩き、著名な建築、店舗など)。外に行けない週は、図書館の図版を探して勉強してください。
合計7.5時間
自習に関する一般的な指示事項普段過ごす中で魅力的な空間の美を発見し、クロッキー張やスケッチブックにスケッチをためておくこと。
第1回空間を演出する工芸について
第2回ケント紙等をいくつかのピースにカットし立体的に組み合わせて魅力的な空間をを作り、クロッキー張にラフスケッチ
第3回ケント紙で作成した空間モデルが映えるように照明を当て空間を意識し、明暗を用いたデッサン
第4回デッサンの続き(デッサンすることによって「造形的空間」を理解)
第5回空間の演出事例をリサーチし、実際に演出する生活空間を選定
第6回生活空間演出のコンセプトを考える
第7回生活空間を演出する工芸作品をプランニングしラフスケッチ
第8回材料の選定
第9回試作
第10回本制作①(骨組みをつくる)
第11回本制作②(ボリュームをつくる)



第12回本制作③(細部のつくり込み)

第13回本制作④(全体の調和と空間配置のコンセプト)

第14回鑑賞会と総合講評
授業の運営方法アトリエでの制作実習。生活空間における空間リサーチは、学内外で各自で予習として行う。

課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法制作時の個別指導、及び、鑑賞会でコメントを述べます。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
その他 70% 作品提出、その充実度
授業参加 30% 授業参加への積極性、集中力
参考文献 池  修 著「表具を楽しむ」2013年 光村推古書院 ISBN978-4-8381-0498-7

その他、履修生への注意事項 実習費が¥2500かかります。「工芸的作品」の素材は自由としますが、その金額の範囲内で選んでください。

本制作の素材の他、デッサンやプランニングでは、デッサン鉛筆、練り消し(イージークリーナー)、
クロッキー張(4号サイズ以上)、が必要です。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】