科目名 | 絵画実習C(日本画) | |
担当者 | 柴田 眞美 | |
開講期 | 2025年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 1単位 | |
授業の方法 | 実習 | |
授業形態 | 対面(全回対面) | |
オンライン実施回 | — | |
全回対面 | ||
授業題目 | 日本画基礎演習 | |
授業の到達目標 | 日本の伝統的な絵画と西洋画の影響を受けている現代の「日本画」を学び、表現形式、技法を理解した上で、意図に応じた作品を制作できるようになる。日本画(東洋画)特有の、和紙、墨、顔彩、水干絵具、岩絵具、胡粉、膠、筆、刷毛などの画材と心静かに対峙し、自らの心と深く対話をつつ制作する体験により他の作品へ深く共感できるようになる。 | |
今年度の授業内容 | 日本画について解説した後、花鳥風月や人物、また抽象的な表現など自由な発想で絵の構想を練る。日本画画材(岩絵具、墨など)の特質や扱いを理解しながら、伝統的な日本画に自分なりの工夫を加え、作品にする(F6号大)。 | |
準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 画題にするための、各自の写生やデッサンなど、または興味あるものを自分で撮った写真を準備してください。また、美術館などで、出来るだけ沢山の作品(日本画に限らず)を鑑賞してください。美術館に行けない週は、図書館の美術図版を探索してください。 | 1回平均約45分 |
自習に関する一般的な指示事項 | 必ずしも伝統的な「日本画らしい」テーマにとらわれず、心から描きたい主題についてよく考え、写生し、構想を練っておくこと。 | |
授業の特徴(アクティブラーニング) | その他 | |
第1回 | 日本画、日本画画材について解説 | |
第2回 | 墨と筆による描画(古画などの臨写)により画材に慣れる。 | |
第3回 | 墨の他、顔彩(色彩)を用いて臨写。 | |
第4回 | 作品の構想を練る ウォーミングアップ;かたつむり描法の体験 |
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第5回 | 小下図の作成 | |
第6回 | 大下図の作成 | |
第7回 | 和紙のパネル張り、制作計画 | |
第8回 | 本画制作①(地塗りと骨描き) | |
第9回 | 本画制作②(墨の調子と顔彩または水干絵具、膠の煮溶かし方) | |
第10回 | 本画制作③(胡粉の作り方、下塗り) | |
第11回 | 本画制作④(岩絵具の溶き方、中塗り) | |
第12回 | 本画制作⑤(重ね塗りとはがすという事) | |
第13回 | 本画制作⑥(上塗り、刷毛の用い方) | |
第14回 | 本画制作⑦(全体の調子を見る、仕上げ), 鑑賞会 |
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授業の運営方法 | 絵画アトリエでの制作実習、 画題を練るための材料(自身で描いた写生、自分で撮った写真)の準備は予習として必須 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 制作時の個別指導、および鑑賞会でコメントを述べます。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
その他 | 70% | 作品提出、その充実度 |
授業参加 | 30% | 授業参加の積極性、集中力 |
テキスト | プリントを配布します |
参考文献 | 池田幹雄 著 「新しい日本画ー岩絵具の特徴と表現技法」1982年(初版)北辰堂 ISBN4-8927-144-3 C0071 |
その他、履修生への注意事項 |
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卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 人文学科】 |
実務経験の概要 | 日本画等の作品制作、展覧会の企画・運営。 |
実務経験と授業科目との関連性 | 実際の作品制作や展覧の実体験の話も盛り込みます。 |