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科目名絵画実習A(洋画)
担当者柴田 眞美
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法実習
授業題目西欧絵画の理論と実践Ⅰ
授業の達成目標西欧絵画の様々な絵画技法や素材の変遷を知り、絵画理論を理解する。西欧絵画の写実的なものの見方や表現方法に基づいて、絵画はもとより、イラストや漫画などの基礎として必要な空間、質感、密度などの確たる絵画表現ができるようになる。
今年度の授業内容西欧絵画の変遷を、ものの見方と画材の両面から捉え、絵画理論の歴史を理解する。様々な質感のモティーフを組み、デッサンを行うことで立体表現と質感表現を知る。また、絵画材料(絵具)の特性を生かすことを学びつつ、構図法を考えて組んだモティーフを水彩画表現で描く。鑑賞会では、他の作品の良さを積極的に発見し、鑑賞の力を養い、美術を愛好する精神を涵養する。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について美術館などで、出来るだけ実物の作品を鑑賞し、自身の制作と関連付けて考究してください。美術館に行けない週は、図書館で美術図版を鑑賞する事。 合計7.5時間
自習に関する一般的な指示事項日頃から、心ひかれた事物をラフスケッチのようにデッサンやドローイングを行うこと。
第1回描画用具などについての解説と、 自由ドローイング
第2回ルネッサンス〜近代の西洋絵画におけるものの捉え方
第3回構図法に基づきモティーフ組みし(3つ以上の質感の異なるモティーフ:例えば、鳥とガラスと布、)ラフスケッチをしながら構図を作る
第4回組んだモティーフを鉛筆で描く①(かたちと配置)
第5回組んだモティーフを鉛筆で描く②(光を意識した大まかな明暗)
第6回組んだモティーフを鉛筆で描く③(細部の描きこみと全体の調和)
第7回鉛筆画の上に着彩を施す①(ベースカラーで全体感)
第8回鉛筆画の上に着彩を施す②(固有色と全体感)
第9回鉛筆画の上に着彩を施す③(遠近感)
第10回鉛筆画の上に着彩を施す④(細部と全体)
第11回鉛筆がの上に着彩を施す⑤(仕上げ)



第12回鑑賞会
第13回描いた静物画のイメージを大切にした即興画を描き、構成する
第14回制作の振り返りと総合講評
授業の運営方法絵画アトリエでの制作実習

課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法制作時の個別指導、及び、鑑賞会でコメントを述べます。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
その他 70% 作品提出、その充実度
授業参加 30% 授業参加への積極性、集中力
参考文献 C.ヘイズ 著 「名画にみる 絵の材料と技法」1980年 マール社 ISBN4-8373-0253-x C3071
その他、履修生への注意事項 画材は、デッサン用鉛筆と水彩絵具(アクリル系でも可)等を用います(初回に詳しく説明します)。実習日¥2500かかります。


卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】